歌うことが難しいことなら、カノンロックを演ればいいじゃない
カノンロックっていう曲がありまして。
『カノンロック』(Canon Rock)は、台湾の音楽家・作曲家であるJerryC(ジェリーシー)による『ヨハン・パッヘルベルのカノン』のネオクラシカルメタルアレンジ作品である。JerryCがこの曲を演奏するビデオをオンラインに公開した後、インターネットで有名になった。この演奏は新聞、雑誌、テレビ番組で特集された。[1]『カノンロック』はYouTubeやGoogle Videoなどの様々なインターネットコミュニティにおいて数多くカバー演奏されている。このアレンジ作品は2週間で作成された。
YouTube上では、これを演奏してみた系の動画がたくさん存在している。とんでもない再生数を誇る、素晴らしき演奏も多々あって、見ていて楽しい。
こちらが、多分一番クールなやつ。
その中で、自分の結婚式でこれを演奏している新郎さんの動画があって、これはちょっと良いチョイスなんじゃないかと思って。
ほら、結婚式の2次会とかでバンド演奏ってやることあるじゃない。新郎とか新婦がやったり、ゲストが演奏したり。演奏のクオリティや歌の上手さよりも、その場の雰囲気とお酒で勝負なこともあったりで。
そういえば昔、友達の結婚式に行った時に、別のカップルの2次会の音が聞こえてきた。多分どっちかが読んだゲストがアコギでミスチルを歌ってたんだけど、これがとにかく下手なのに歌ってる本人は超ノリノリなMCしながら演奏していて。まったく無関係、壁一枚挟んだ隣の控室にいた僕らが「え、まだ演奏すんの!?」って思ったくらい痛々しいのが聞こえてきた。
これは結構残念な例だと思うんだけど、まぁ、歌って、難しいんですよ、ほんと。
歌がうまくなりたい人には、以前書いたこちらのエントリーをば。
で、今回のテーマは、「いや別に無理して歌わなくてもいいじゃない」っていうの。 マジでさ。悪いことじゃないし、楽しいし、盛り上がりもするからやるなとは言わないけど。
・・・滑ったら超痛々しいだけで。
特に今までバンドとかで歌ったり、カラオケに毎週のように行ってガチで歌いこんでる人とかでなければ、あえて"歌わない"選択肢もありなんじゃないかと。
そういう時に、このカノンロック、いいなと思った。
下手くそな福山雅治の"家族になろうよ"を、本人だけ悦に浸って弾き語るよりかは断然素敵。そして、歌よりもギターの方が、自分を追い込んで必死に練習した時に返ってくるものは大きいのだ。歌うことよりも、練習したことがちゃんと自分に返ってくる。
- アーティスト: JerryC (ジェリーC)
- 出版社/メーカー: HIM International Music Inc.
- 発売日: 2009/08/28
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
ギター・マガジン 地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ 暴走するクラシック名曲編(CD付)
- 作者: 小林信一
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2007/05/31
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (1件) を見る