funny rain, sweet breathing

知ってるか?世の中って思った通りにしかならないんだぜ?

HHKBをついに買った結果、良い道具は良い使い方に繋がるということを実感

色々ストレスと疲労が溜まって、そういう時に起きる痒みとか不眠が暴れまくっていた。むしゃくしゃしたのでHHKBをついに買った。

在宅勤務がデフォルトになって仕事机周りを毎月チマチマとアップデートしてるんだけど、PCとかディスプレイの配置なんかの関係でキーボード置き設置と外付けキーボードの導入(職場支給MBPと私物MBPを横に並べている)はありだなぁと思っていたので。

外付けキーボード買うならってことで色々と検討していて、一番実は候補として順位が高かったのは分離型のErgodox(かその次の新しいモデル)、他にはMSが出してるみたいなエルゴノミックなやつ。HHKBは実は気になってたけど僕はエンジニアのふりをしているだけの人間なので畏れ多さを抱いていた。

あとさー、「HHKB買うなら無刻印のUS配列だよねー」みたいなのを持ってない人間も言うあの空気が正直嫌いであった。所詮道具なんだから各々が各々の使い方でベストなものの選択だけが考慮すべきところなんじゃねーの?

キーボード選び出すとどのスイッチ使ってるかだのなんだの色々あるわけですが、自分の好みはキー音はあったほうがいし、押してる感もMUSTではないがWANTってところ。そういう点ではHHKBでめっちゃ高速にタイプしまくってる人の出す音はいいよねって。

REALFOURCEを筆頭に色々見たけど、きっと良い製品なのだろうけれども物欲の閾値を越えなかった。先入観としてHHKBはHHKBという特別なカテゴリであり、それ以外は良いキーボードでも良いキーボード達っていう括りで捉えてしまっているのかな。

HHKBについて言えばコンパクトさは高評価、あとレビュー見てると不満は出ているようだが、Bluetoothで最大4台切り替え + USB-Cで有線接続ができるので、現状並行で使っている2台のMBPで切り替えて使えるじゃんとは思った。

ぶっちゃけむしゃくしゃして買った感じなので、色々考えたけど基本的に勢い、だからこそHHKBというわかりやすい道具を選んだという側面は結構あったりはするなしかし。

購入したモデルは、現行で最上位モデルのHHKB Professional HYBRID Type-Sではなく、そのひとつ下のHHKB Professional HYBRID、それの日本語配列刻印あり。

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最上位モデルにしなかったのは値段ではなく、Type-SのSにSilentの意味が込められているとのことで、「いやぼく音がほしいんです」っていう理由。その他の機能的なところで大きな違いはないし問題なし。

日本語配列にしたのは、キーの位置というよりは、日本語配列の方がキーの数が多い、というかこれまで使っていた日本語配列Macのキーボードに近い感覚で使えるし、カスタマイズで機能を割り当てられる余地が生まれる。と、USだとカーソルキーはFnキー押しながらじゃないと使えないのだが、ダラダラとWeb見てるときとかにやりたい操作ではない。ので、カーソルキーが独立しているのはでかい。他には日本語配列だったら左にもFnキーがあるのがうれしい。

刻印有りにしたことのメリットは、通常のキー配列ならなんとなくタッチタイピングできるが、このFnキーとの組み合わせで入力するものに関しては覚える面倒くささが少し和らぐ。

一方で刻印ありのデメリットは、開封して速攻DIPスイッチ切り替えでスペースキー左のAltとCommandの位置を逆転させてMacと同じにしたのだが、見た目的にはAltキーを押すとCommandキーであるっていうのでついキーボード見てしまうと脳がバグる。それと、キートップの表記が謎の象形文字的な何かなのでそれを見てもこのキー何?ってなって直感的に把握できない。なのでスペースキーのある最下段だけ無刻印のキーに入れ替えたいけどそのためだけに無刻印キーを買うのもなぁって感じ。せめてAltとCommand(HHKB上ではダイヤ形状の表記)だけは付け替えるつもり。キートップ外すツールは別売であるのだが、なくてもタコ糸をキーの下に潜らせて真上に引っ張れば余裕でいけるっていうtipsを教えてもらったので(それがいいかどうかは知らん)、やってみることにする。

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難点は、Bluetooth接続時に30分操作していないと勝手に電源が切れるんだけど、この30分が微妙に短いなと思うところ。それと、電源入れた時はLEDインジケータが青色に点灯するんだけど、動作中は点灯しない。ので、今電源が入っているかどうかがわかりにくい。単3乾電池2本で3ヶ月程度はもつ電力消費なんだし、電源入ってる時は常にLED点灯でもいいんじゃないのかって思わなくないが、きっとHHKBを駆使する人間はキーボードから手を離すことはないし、漆黒なり真っ白なキーボードに青色でLEDが光ってる状態はきっと美学に反するのだろう。

HHKBを使いだして大きな変化は、やはりキー入力がとても気持ちが良くて、キーボードから手を離したくなくなったこと。普段だと仕事してるふりして時間の大半は右手にトラックボールでネットサーフィンしてるだけなんだけど、HHKBを導入してからというもの、職場のWikiを恐ろしい速度で充実させている。

さらにキーボードから手を離さずにいるためには、キーボードショートカットを覚えまくることなのだが、普段はある程度覚えるものの覚えるのも面倒でトラックボールで操作ってしちゃっているグータラな自分がそれでもキーボードショートカットを覚えようってなった。10年前の、「エクセル操作にマウス?何言ってんの?」ってアグレッシブな自分を取り戻そうかなと。

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キーボードショートカットを駆使するのはやっぱパソコンという道具を更に効率よく使いこなすのには大事な要素であり、そういうモチベーションにもなってくれる道具としてのHHKBはやはり優れた道具である。結局、キータッチの感覚とかその合理的なキー配置とか、それらそのものに価値があるわけではなく結果としてのPC操作の質を上げることが大事なわけで。