moamoa*っていうバンドのボーカル美香のソロライブ、それと音楽が好きということ
moamoa*というバンドは、うら若き20代女子と素敵なオジサマ達による、しっとりまったりほっこりなバンドだ。みんな社会人なので活動が週末だけだが、去年くらいから活動していて、シングル1枚とミニアルバム2枚作っている。
ロキノンとかサマソニのオーディションにも精力的に挑戦している。
moamoa*
このmoamoa*のボーカルで、ソングライティングの殆どを手がけている美香。
彼女にはもう1つ顔があって、PINKDRUNKという団体でミュージカルをやっている。こっちでもミュージカルに使う楽曲を書いたりもしている。
PINKDRUNK Official WebSite
週末に行なわれた彼女のソロライブは、ソロシンガーとしての美香、moamoa*としての美香、そしてPINKDRUNKとしての美香の三刀流でできあがっていた。ミュージカルのようにステージそのものにストーリーがあり、その中で音楽を奏でる。
そんなライブだった。
自分はこのPINKDRUNKの公演も、加えて美香本人がソロのミュージシャンとしてライブ活動を始めたりバンドを組んだりみたいなのをかれこれ8年くらい見ているのかな。元々ふとした事で意気投合して友達になって、そこからライブに行ったり年に1回くらい酒を飲んでいる。
自分が彼女と仲良くしている理由って、1つは類は友を呼ぶ、でお互い悪いが相当に変人な部類であるということ。それと、自分が個人的に彼女の音楽に対する向き合い方とか、やり方みたいなマインドが凄く好きっていうのがある。
自分も仕事を始めてからも遊び程度に音楽やるんだけど、基本的にもうその根底にあるのは黒くドロっとしたもの系。怒りとか妬みとかそういったものの発散。ま、まき散らしたらまき散らしたで、その後にもっとたくさんのそういうどす黒いものが溜まりやすくなるっていう見事なネガティブフィードバックループなんだけど。
で、美香ってそういうのが無い、あったとしてもなんか綺麗にまるめてぽいっとするというのかな。押し付けがましいネガティブなものをまき散らすのではなく、洗剤の箱の裏に書かれてる汚れを取るイメージじゃないけど、音楽という名の界面活性剤がきれいに包んで洗浄してくれる感じ。
彼女の口から発せられる「音楽が好き。」という言葉が、世の中を飛び交う言葉の中でもトップクラスに信じられる響きを持っている。そんな力強い言霊を持つ人間なので、ずっと応援してきたしこれからも応援している。スティーブ・ジョブズやらマーク・ザッカーバーグみたいになるには?とかそういうのにはまったく興味が無いが、美香のように音楽が好きと言えるようになるには?とかは真剣に考える。
仕事中も鼻唄うたう。顔は平常でにこやかな笑顔をしながら、誰も気付かない音量で、鼻唄うたう。
— *美香* 11.30わんまんやるょ (@ibasasumika) 2014, 10月 19
ちなみにこの御方、適当に鼻唄歌ってると新曲ができるっていうセンスの持ち主。