funny rain, sweet breathing

知ってるか?世の中って思った通りにしかならないんだぜ?

想像を絶する下町of下町(褒め言葉)なもんじゃ焼き屋さん、大木屋

クライアントとのたまにあるお食事会。

行く難易度が高いということで、ちょっと興味を持ってOKしてみた。谷中銀座にある大木屋というもんじゃ焼き屋さん。日暮里駅から歩いて10分かからないくらい。

  • 予約は最低5名から
  • 全員揃ってないと予約時間になっても開始はダメ
  • そもそも予約時間までお店の鍵が空いていない

確かに初っ端からレベル高ぇ。

ということで時間厳守で仕事を終わらせて現地に向かう。知らずに前を通ったらここって気づかない外見。確かにしみついたいい匂いはするのだけれども。

オーダーはコース1種類のみ。飲み物は瓶ビールとかフランジアっていうそこらの居酒屋でハウスワインとかいうメニュー頼むと実際はそれっていう定番?なワインのボトル、冷の日本酒など。ショーケースから自分で取ってきて、最後に空いた瓶計上してコース代に加算。ちなみに「洗うのが面倒だから」とのことで、グラスの交換はしてくれない。

コースだけど、まずは鰹のたたき。そして、

f:id:mercy298:20190612202612j:plain

はい、ここはもんじゃ焼き屋さんです。大事なことなのでもう一度言いますがもんじゃ焼き屋さんです。お肉を焼く、というかこのまま放置している間に、お客さんは脇のにんにくを焼きます。

f:id:mercy298:20190612203600j:plain
タイミングを見計らってお店の人がお肉をひっくり返してバターをのっけてくれるので、そこににんにくをのせていく。

f:id:mercy298:20190612203710j:plain
両面焼けたあたりで、お店の人がお肉をカットしてくれる。これで食べてOK。このレアな感じで全然食べられるし、鉄板でもう少し中を焼いたりを脂身多い部分はやってもよい。塩コショウがちゃんと効いているのでこのままで召し上がれる。とんでもなくジューシーで柔らかくで旨味があって、そこらのステーキ屋とかホテルのお高い鉄板焼屋で出てくるお肉よりも絶品。間違いない。

f:id:mercy298:20190612210911j:plain
途中、これまた巨大で旨味のあるホタテとネギを醤油でいただき、そして巨大なメンチカツ。サイズは普通のメンチカツの3倍くらい(大きさも厚みも)。これもまたジューシーで、こんなに肉感のあるメンチカツはここ以外で食べることはできないだろう。

f:id:mercy298:20190612204859j:plain
他のものを食べている時に、もんじゃをあらかじめ混ぜておく指令が来ます。巨大なボールにいっぱいのもんじゃ。面白いのは、太麺が入っていること。

f:id:mercy298:20190612212419j:plain
土手を作るとかそういうことはせず、混ぜたもんじゃを最後に鉄板いっぱいに広げる。

内装なんてボロい下町の食べ物屋って感じで(失礼)、マスターはなんか冗談通じない感じの強目なおっさんで、上述の通り俺ルールの厳しいお店なのだが、そのハードルを越えて堪能するだけの価値のある料理達であった。お肉も海鮮も、すげー良い素材を使っている感じで、最近ありがちな感じにどこどこ産のなんとかってブランドのーみたいな御託一切無し。ボリュームも大満足。もう1品このレベルで来ていたらちょっとやばかったかもしれない。飲み物代込で一人5000円程度ってところかな。かなりお値段以上。

集合時間を守れる人間を自分以外4人揃えられたらぜひともまた訪れたいお店である。