渋谷のビッチ野郎と話をしていたら、新人社員とか学生インターン厨に対する自分のメッセージがクリアになった
ビッチと野郎って時点でなんか違うんですが、本人がそう言われちゃったんだから仕方がない。
プライベートでそんな感じなだけで、仕事は超一流の技術屋。だけど、朝起きたら知らない天井、横には知らない女という画面の向こうか漫画でしかなさそうなことをやってるやつ。そういうところは真似できるスペックを持ち合わせていないが、なんちゃって優等生でいじめられたとか、そういう少年時代を過ごしたせいでとてもゲスい大人に立派に成長した所とかが似ていて意気投合した。
そいつは資格系じゃなくてガチで手に職な専門学校で学生を教えたりもしていて、「ほんと最近の学生って生意気でさ〜」なんて話をしていたの。僕も学生の、特にいきがりそうな学生が寄ってきちゃう(主催側はそういうのいらないんだけど)起業とかビジネスとか教える講座のTAやったりしている時に似たような感情を抱いていた。特にここ数年。
あーだこーだ、細かくわけて理由を筋道立てて説明して上げたところで、この手の学生とか新人て理解できる頭と素質を持ち合わせていないことだけがよくわかっていた。そんなタイミングで、もう一言これだけ、っていうのがまとまったというか、クリアになって集束したというか。
「お前達に、白黒決めろとは一言も言っていない、許可もしていない。」
っていうことなんですよ。
浅く捉えると、それこそ昔ながらの下働きとかその手のを連想してしまうんだが、それは違う。"意識高い系"と揶揄されたカテゴリーに属する人間や、そういうタームを連想させるような挙動をする人間がどういう生態なのかっていうのを知ればわかると思う。
彼らは、特に何も考えず、思いつきとかフィーリングでとりあえず世の中の事象に勝手に白か黒かを決めつける傾向が強い。その決め付けの根拠となるソースとして一番人気なのがGoogle先生の検索結果1〜3ページだ。そして上が言ったことと自分がそうやって勝手に思い込んだ妄想が違うと(これ、当たり前なんだけどね)「僕ぅ、これ違うと思うんですけど〜」「これはこうなんです!!(どやぁ)」ってなる。
(経験的にも知識的にも)なんの根拠も積み上げも無いのに、突然白か黒か決めて譲らない、指摘すると拗ねて逃げる。拗ねて逃げなきゃまだ未来はあるんだけどさホント。
昔、名刺入力依頼されて泣いて逃げた(かどうかは知らないが)インターン(笑)の話を聞いて思ったことを書いたことがある。
anaaki-gratin.hateblo.jp
最近話題の、その社長の会社がやってるメディア自体は話題にあんまなってなさそうな会社のインターン雇って失敗云々の話。これも結局インターンやら何やらというものの扱いが、雇う側雇われる側双方で、手前味噌な上記過去記事からの引用ですが、
インターンてなんだ? バイトです、ただの。 そうじゃなかったりもするし、そうじゃないと思いたい坊やと、そうじゃなく見せておいた方が都合のいい残念な大人のLose-Loseな関係っていうこともある。
てのと被るなぁとか思ったわけですわ。
「企画もできる!!」「社長と一緒に新規事業を作れる!!」とか謳う会社側も、それを真に受ける学生側もとても残念。白黒決められる経験も実力もない層を雇うくせに、そういう人参を鼻先にぶら下げる会社。その人参に飛びつけると思う学生。
こんなホントにバカみたいなレールの上を走るくらいなら、ラブホバイトから治験、雪かき、深夜の工場・・・そういう"オフィス"じゃない所で働いた方がきっと後々思い返して楽しいよ(それだけかよ)。あと実力の伴わないプライドが醸成されるリスクが無いと思う。
僕なんかは一人暮らしだったからメシにありつける、あとイカれたスタッフが多いってだけで居酒屋ずっとやってたけど。まぁそもそもバイトというか、普通に仕事していても"仕事"に期待をしないというか、仕事が自己実現とやらのツールにならない人だってのもあるんだが。
- 作者: 村上龍,はまのゆか
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/03/25
- メディア: 大型本
- 購入: 13人 クリック: 215回
- この商品を含むブログ (43件) を見る