funny rain, sweet breathing

知ってるか?世の中って思った通りにしかならないんだぜ?

32歳職歴無しだけど、プロブロガーにはならずサラリーマンになったよ

toilet
炎上記事書きまくってアクセス集めてアフィとか出来るスキルと性格だったら良かったんだけどね〜。馬鹿で知性の無い文章とか書いてると蕁麻疹でそうでさ。

というわけでフリーランスでずーっと仕事してきたけど、この度サラリーマンをやってみることにした。年齢も年齢だし、とか結婚したから・・・とかもっともらしい理由を聞き出したいような言い方でこの決定に関して人から聞かれるので、うんざりしながら定型文としてもっともらしいことを返してはいるが、別にそんな事を考えた事もない。

収入が200万くらいとりあえず落ちたのが痛いが、副業OKは通したので、会社外でどう銭を作るかなっていうのは課題だし楽しみではある。

周りの人間がどんどん力つけて独立していったり、インターネッツ上の狭い狭い世界では無職になることがステータスとして流行ってるみたいだが、そういうのに逆行する天邪鬼さがまぁ、僕の結果としては強みになっていたりする。

anaaki-gratin.hateblo.jp
考え方はこんな事を書いた頃、そこでリンクされている更に前の記事を書いた頃からちっとも変わっていない。フリーランスだろうが自称起業家だろうがサラリーマンだろうが、自分の中では特に個別にそれぞれ感想をもって生きているわけではないし。

高知のトマトさんがサラリーマンをディスるのって、単に自身のせいで社内で鼻つまみだった事に起因するルサンチマンでしかないからね。と、当時の氏を知る人と最近話してて確認した。まぁいいや。

さて、というわけで、なぜサラリーマンになったかというと、その方がやりたいことがやれるから。サラリーマンの方がやりたいことがやれないという人も言うが、自分は逆。

anaaki-gratin.hateblo.jp
こっちの記事で書いたような気持ちが出てきたというのも言い方として正しい。

なんでも自分でやっちゃう程度のことって、所詮その程度。会社という枠に縛られながらも、でもそのリソースを利用してやり遂げられることの規模とかそこに至るまでの手間とか考えたら、サラリーマンやってた方が都合がいい。個人でなんかやってキラキラしているように見える人は、一方でその限界のラインがとても低い所にあるっていうのは知っておいた方がいい。限界に加えて、寿命だって短い。

開発案件となると、外部パートナーとして仕事もらってたら「この部分発注するから作っておいて〜」で終わってしまうけど、社員として自社サービスの開発に携われば、技術的な設計から開発だけでなくサービスとしての設計や運用まで考えて制作ができるもんね。これは大きいですよ。

そしてその為に、まずは思わず自分でやっちゃいそうな事をちゃんと、もっと他のプロフェッショナルに託すという気持ちを自分の中に育てる。それと同時に人を動かすっていう経験を、シビアに積み上げる。一人でフリーでやってたって人を動かしたり依頼したりっていうのはあるが、それにしたって規模や責任、スピード感などの観点からしたら得られる経験値の平均は低くなってしまうから。

20代前半とかで無職でブログで食うとか言ってる人は、どこかで腕がバキバキになって血反吐を吐きながら前髪後退させながら体重10kg落とし続けながら文章を書き続けていた人には、積み上げられたベースという視点で絶対に勝てないよ(そうなった理由にもよるが)。

もっと健全な例で、今ブレイク中の物書きの友人は10代の頃から文章を書くことにとても熱意を持って取り組んでいたし、ロジカルに思考を伝えるという訓練を積んでいたし、下の代を率いたり指導したりっていうのをやっていた。物書きの内容に繋がっている事柄だって、ずーっとフィールドワークを続けて試行錯誤を繰り返したり、同じフィールドの人との交流から学びを得ていた。

何かの積み上げっていうのは、高さだけで勝負したって意味が無い。どれだけ密度があって強固な大地となっているか。そうなると今の自分の積み上げっていうのがとても軽いなとヒシヒシと感じている。そして最近のインターネッツでは、地道に積み上げられた大地の上に立つからこそできることを、その最初の課程から逃げた上でやろうとしてる人の多いことよ。

・・・てな事を考えてた時に、仕事もらってた先の1つに熱烈に勧誘されて「ま、いいかな」と思ってサラリーマンになった。僕を外注で使うくらいなら自社の社員にしてしまった方が安いしな。

というわけで、まともに人生で就活とかしたこと無いし、履歴書とか学生時代のバイトでしか書いたことないけどサラリーマンになりました。誘ってくれた人が自分を買ってくれてた(&将来性にもbetしてくれた)のがあるし、けれども買って頂ける程度には有能であったのは別にそうなろうと思ってそうなったわけでもなかったりする。

自分の好奇心と、あとは求められているものを出すだけっていうドライな感情で仕事してたら、気がついたらその程度には有能になっていた・・・とかそんなもん。所詮"結果"の2文字で片付けられる程度のこと。

長々と書きましたが、一言でまとめると「"Planned Happenstance Theory"でググれ。」です実際のところ。