調味料としてのビールの秀逸さ、飲み物としてのクラフトビールの味わい。そんな高円寺麦酒工房再訪
以前紹介したことのあった高円寺麦酒工房。
【短文】路地裏のほっこりクラフトビール、高円寺麦酒工房 - funny rain, sweet breathing
前回は2店目だったのとラストオーダー直前だったこともあり、ほぼ飲みだけで終わってしまっていた。自家製ビールもまだ全種類制覇していなかったし、絶対に近いうちにまた来ようと思っていた。
このお店、メニューを眺めているだけでも確実に美味しいというのが確信できる。
たまにないかな、こういうの。「これぜってーうめーわ。」ってやつ。
このお店もそう。これだけ美味しいビールを出していて、出てくる料理がまずいとか絶対ないとわけのわからない確信を持って、前回オーダーしたかったものやら新しく出てきたメニューを頼む。
結論から言うと、当然だけどうまい、ゴージャス、fabulous!!・・・でした。
料理の特徴として、色々なものにビールが入っている。さすが麦酒工房。正直同じもののビールを入れたものと入れていないものでテイスティングしないとわからないが、きっと料理に入っているビールのお陰でこの味が出ているのだろう(適当)。
分厚いベーコンをその場で加熱。まずは脂身の部分を下に。油が加熱面から出てきてお肉自体の脂身は減ってくれる。出てきた油で他の面も加熱。外はカリカリなミディアムレア(?)の厚切りベーコン炙り焼きが完成だ。この厚さはまさに幸せの象徴。
鍋地にビールが入っているのかな。モツ鍋。ビール入りと言っても、もちろんアルコール分は無い。2人前を頼んだら、そこらの居酒屋の3〜4人前くらいのボリュームで出てきた。モツは臭みがなく、たっぷりのシャキシャキな野菜と共にかき込む。
締めは雑炊の他に、パスタが選べる。今回はパスタを選んだんだけど、和風スープパスタって感じの出来。
ビールを調理に使う・・・一番の定番は揚げ物ではなかろうか? 炭酸分が含まれているおかげで、衣がとってもサクサクになる。こんなに噛み心地の良いサクサク感の衣っていうのはあまりお目にかかれない。
あとは多分ビールの味、麦芽の味なんかできっと美味しくなっているのだと思う。
そんなわけで野菜のフリット。写真はとうもろこし。あとカブとか色々あった。サクサクな衣の中には、野菜そのものの甘みがギュウギュウにこめられている。これは、衣だけでなく野菜自体も良いものを使わないと、そもそもに無理だろう。そしてこれだけ軽いと、結構量を食べてしまえる気がする。
訪れた日の、ビールの熟成具合。同じものを頼んでも、訪れた日で熟成具合とともに味が変わるから楽しみは多い。
酔っていないシラフの状態でクリームを飲んだら、そのフルーティーさに感動した。もともと黒ビールとかこってりしたのは得意ではなかったので、一発で好きになってしまった。
高円寺麦酒工房だけでなく、他店舗もこれは訪れないといけないな。
- 作者: 石川雅之
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