ロードバイクのメンテナンスを極力自分でやれるようにするには
GWはハルヒルに向けてそろそろ本気を出すふりをしようとか思ってたけど、結局は嫁と嫁両親と共に楽しくサイクリングをしていた。とはいえ4月から今年は自転車に乗り始め(仕方ないじゃん、重度の花粉症なんだもん)、なんか調子があがらないな〜っていう感じで1ヶ月過ごしていたので、ここで強引に練習の強度を上げた場合主に膝がぶっ壊れる可能性があるのでこれはこれで。
併せて、フルメンテをしてもらった自転車の試運転。去年走った1000KmくらいでBBとホイールのフリーボディがご逝去されてしまったので交換。回転部分が新品になるってのはいいね。ペダリングがとても心地よい。そんでもって昨年はろくにフィッティングもせずに走っていたのでサドル高やハンドル高の調整もしてみた。うん、自分にあったセッティングに近づいたお陰で出力が上がる気がする。正確には自転車に伝わる自分の出力のロスが減ったというべきか。
さてそんなGWですが、出先で少ない工具や時間で自転車をいじっていたら致命的ではないが直さないといけないな〜という症状が出てしまい、近所で唯一のロードバイク系の自転車屋に頼ろうと思ったのだ。で、電話して症状を説明して「持ってきて」と言われたので持って行ったわけですよ。車で片道30分とそう遠くないし。
向かったら何が起きたか、新潟県長岡市のFi◯'sって店なんだけど、駐車しようとしたら店員がニコニコ出てきて「お受け取りですか〜?」と聞いてきたので「さっき電話した修理の件で」といったら途端に渋い顔。で、とりあえず駐車して車を降りたら(自転車は後部座席でバッグに入ったまんま)、そのFin'◯の店員「今忙しいんで帰って自分でやってくんない?」以上。あまりにも唐突に、想定外のお言葉を頂いたので怒りを一瞬通り越してしまったよ。GWで忙しいのも、大抵の自転車屋がそうであるようにその店で自転車を買ってまずはうん十万課金しないと人として扱われないというのもわかるが、直前の電話で来て大丈夫と言った上でのこの発言ですよ。
このあたり、つまり新潟の長岡市のあたりって、ロードバイク屋がこのサイクルワークスF◯n’s(フィンズ)しかないんですよね。もうそりゃぁ殿様にもなりますよね。
去年、この店舗が主催しているロングライドイベントに出たんだけど、良いイベントだったけど他のイベントに出た経験があるとなんだかなぁっていう点が多々あったんだが、もっと自転車屋があって競争も協調もできるようなシチュエーションでやらんと伸びないんじゃないかな〜とか思ったけど、今回の件も併せてもう糞、としか思えなくなった。
anaaki-gratin.hateblo.jp
てなわけで、やはりある程度のメンテナンスは自分でできた方がいいなと今まで異常に強く思うようになった。
バラのパーツから組み上げる・・・のは流石にしんどいけどさ。
とりあえず普段は、
- メカ部のフル洗浄と注油
- ブレーキ部分の掃除やパッドの交換
- チェーンのフル洗浄や交換
- ディレイラーの簡単な調整
あたりは自分でやっている。これに加えて
- ケーブルの付け替え
- クランク取り外しと洗浄
- BBの取り外し(やらないに越したことはないが)と周囲の掃除やグリスアップ
- ヘッドパーツの分解清掃、グリスアップ
- ディレイラーをフルにバラして掃除して付けなおして調整
- バーテープ巻く(テニスやってた時もテープ巻きは嫌いだったw)
- ハブをバラしてベアリングの清掃とグリスアップ
とかはできんとなぁと。
ネックは、資材的な点で言えば工具を色々揃えないといけないこと。"このパーツを付け外しするためだけ"のレンチとかあるし、高いけどトルクレンチも持っていないとカーボンフレームなんか特に怖くてさわれない。トルクレンチも、扱えるトルクの範囲が色々なので買う時に注意。自分はとりあえず1本でペダルみたく40Nm必要な箇所以外は対応できるものを使用している。電池切れとか面倒なのでアナログ式。
メンテナンス性を考えると、見た目は素敵だけどケーブルがフレーム内を走るものはケーブル交換が面倒くさい。
BBは今流行りのプレスフィット式は取り外しの時の物理的ダメージが恐ろしいので、例えば豪雨の後に中まで外して綺麗にするってのがちょっと憚られる。やりたいけど。最近BBを堅牢性に定評のあるwishboneのものに変えたんだけど、ここはこれである程度解決できそう。そもそも壊れにくいし、取り外しが専用工具がいるけどとてもスマートなのだ。圧入式のくせに。
そして知識。
SHIMANOであれば、とても詳細なパーツの構造がわかる資料が手に入る。それとあわせて、「なぜこの部分はこういう構造になっているのか?」っていうのも考えられるようになっていないといけない。これはもう自分でバラして組んで試行錯誤をせんとだが。例えばヘッドのプレッシャーアンカー、それがどういうものであるかを調べた上で自分のチャリを犠牲(?)にして開けていじってみて理解した。これはもっと目に見えるところでディレイラーの切り替える仕組みとかなのかな。ディレイラーもちゃんと変速の仕組みとパーツの構造を理解しておけば、ロジカルに調整ができるようになる。ズレていた場合に、なんでズレているのかが検討が具体的につく・・・とでもいうのかな。
一番難しいのが、経験値。
個人でやるとどうしてもN数は稼げない。なので「ここのセッティングの正解はこの範囲」っていう経験値がなかなか貯まらない。初めてやるときなんて、何が正解かなんて体感として持っていないわけだからね。そこが辛い。自分の乗る自転車を自分の責任において、自分的にいいセッティングに仕上げることはできても、例えば友達の自転車に同じことをできるかといえば若干のためらいはある。
っていうかさ、最大の問題は、そういうので食ってるはずの(いや、彼らは車体への課金が主なんだろうけど)自転車屋がやらない、やるにしても条件として馬鹿の一つ覚えみたく課金している人間か否かで判断するっていうケースが多いのが問題なんだけどさ。
以上、愚痴でした。
プロ(PRO) ツールボックス R20RTL0029X ブラック
- 出版社/メーカー: プロ(PRO)
- メディア: Tools & Hardware
- この商品を含むブログを見る
BIKEHAND(バイクハンド) YC-728 シマノホローテック用TOOL BOX
- 出版社/メーカー: BIKE HAND(バイクハンド)
- 発売日: 2011/10/21
- メディア: スポーツ用品
- 購入: 4人 クリック: 82回
- この商品を含むブログ (1件) を見る