funny rain, sweet breathing

知ってるか?世の中って思った通りにしかならないんだぜ?

"奇跡の潤滑剤"の会社に思う、インターネットの意味・価値・目的

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スズキ機工という会社の出しているベルハンマーというグリス。バイク乗ってる人なんかは馴染みがあるんじゃないのかな。自転車乗りにとってグリスというと所謂デュラグリスと呼ばれるSHIMANO製のグリスがまず思い浮かぶのかな。自分はこのベルハンマーのグリスを自転車メンテで使っている(全てではないけれど)。

製造業系の展示会で無料でもらったのがまだたんまり余っているからな(すいません無くなったらちゃんと買います)。

このスズキ機工という会社、8月の頭にガイアの夜明けというテレビ番組で取り上げられていたそうだ。
www.tv-tokyo.co.jp

自分テレビ見ないんで知らなかったんだけど。昔、がっちりマンデーという番組でも取り上げられていたらしく、展示会でもその映像を流していたり、この放映で随分と引き合いが増えたそうな。

一方でメインの業務である産業用機械の設計や製造に関しては、以下の記事のようなスタンスを取っているそうで。
business.nikkeibp.co.jp

片道の移動に1時間以上かかる顧客との取引はしない・・・これだけ聞くと「何だそりゃ」ってなるし「このグローバル化の時代に〜」とかいうグローバル化警察が湧いてくるのかもしれない。が、そういう世界に向けて情報を発信し物を売れる世の中で、日本では技術力のある小さい町工場が近場でのみ取引を行なったりなんて事をしている(これを悪く言うつもりはない)。調達も販売も近隣のエリアに絞っている町工場っていうのはよく聞く話だし、そういえばカメラとかレンズを作っているSIGMAも全てを会津工場の付近で完結させているんじゃなかったかな。

そういうエコシステムだってちゃんとあるし、大切なもの。

でですよ。

上記記事内の、"片道1時間"を例えば取っ払うことが出来た場合、どういう未来が生まれるのだろう。別にスズキ機工さんにああしろこうしろっていうのではなく、"規定された半径内での活動"により生み出されるメリットをその半径を越えてでも活かし続けることができたら・・・そんな妄想。

で、何かしら何かができる可能性を秘めているものってインターネットであり、ARやVRみたいな技術なんじゃないかって。人類が地球上の距離と時間の制約を越えるための最良のポテンシャルを持っているのはこの手の話なんじゃまいか。つまりは通信であり、そこで伝えるものを通信に乗っけるためのセンサであり、人が知覚するインターフェイス

一般人騙して養分化したり、人間関係を金銭化するのが技術の使い方ではないはず。

それは重箱の隅を1マイクロの漏れもなくつつくような想像力の使い方であって、知性をより優れたものにするようなものではない。そんなものが社会を変えると本気で思ってTwitterFacebookに書いちゃう人はちょっと氷水を8リットルくらいかぶってみたらどうだろう。あるいは来世のあなたに期待しよう。

なんてな。