オールドレンズの魔力、カール・ツァイスからの誘い、Heliosとの出会い
始まりは、Kickstarterに出ていたレンズだった。
Trioplan f2.8/100mm。
最近(?)Kickstarterのネタをよく載せるGIGAZINEで見つけて飛びついた。
シャボン玉ボケを生み出す名レンズ「Trioplan f2.8/100」が復活 - GIGAZINE
ほぼ1世紀前のレンズ再び、ですよ。
光学設計は昔のままなのかな。
本当に惚れ惚れしてしまう水玉ボケ。レンズってホント、新しさだけが魅力とならないのが素敵。
・・・だからオールドレンズには手を出すまいと思っていたんだけど。
しかし・・・高い・・・というわけではないか、このクオリティであれば。現在、日本円にして12万程度。Kickstarterを逃して普通に販売されるようになったらもっと高いだろう。て考えるとチャンスではある。だがしかしポンと2桁万円は出せないぞ畜生。
このレンズを蘇らせたのがドイツのMeyer Optik Görlitzっていう会社。Webを見てみるとなんか素敵なレンズを他にも出してるじゃないですか。
Meyer-Optik-Goerlitz | Lenses made in Germany
件のTrioplanには惚れたが、Somnium F1.5/85mmもちょっといいなと思ってしまった。
Somnium - f1,5 85 mm | Meyer-Optik-Goerlitz
大艦巨砲主義じゃないですが大口径レンズにはときめかざるをえません。
このレンズもボケが素晴らしい。円で水玉ですよ作例を見た感じ。
Raffaele Horstmann tests the Somnium | Meyer-Optik-Goerlitz
・・・日本円にして13万円以上するし、日本から買うの大変そうだけど。
って凹んで海外の(日本語の情報見つからなかったので)カメラ系の掲示板見てたら、同じように「これいいけどたけーよー」って書き込みとともに、Heliosっていうレンズでいいじゃんという書き込みを見つけて。
Helios、聞いたことはある。
ロシア製カール・ツァイスのコピーだ。
HELIOS-44M 58mm f2 (1983) | イーエスユー
詳細は全く知らず、調べてみたら、オールドレンズの入門レンズとして定評あるようだ。状態の良い物がeBayで1万以下で買えるし、マウントアダプターもどうやらそこまで高いものでなくてもいいらしい。確かにEOS-M42のマウントアダプター、そこまで高くない。
だがしかしこのHelios、正確には狙うはHelios 44-2 58mm F2.0、ずいぶんと作られた年代とかなんとかでバリエーションがあるし個体差があるようだ。
ameblo.jp
この値段ならでも、と思えてしまうし、それこそ出会った写りがまさにめぐり合わせと思えば気にはならないかな。
という感じで、オールドレンズにまで手を広げてしまいそうな最近のレンズ沼。
撒き餌モデルとはいえ、カール・ツァイスのレンズを買ったのがやっぱ大きかったかな。このレンズを使うようになってから、これまでのCANON純正、SIGMA、TAMRONて有名どころのレンズを使っている時とは別の感覚で写りを気にするようになったし、何よりマニュアルフォーカスの歯がゆさとか面白さとか、そういうのに惹かれたわけである。
Carl Zeiss Planar T*1.4/50 ZE (キャノンEF)
- 出版社/メーカー: カールツァイス
- 発売日: 2009/01/13
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