funny rain, sweet breathing

知ってるか?世の中って思った通りにしかならないんだぜ?

水玉ボケと邂逅、闇を撮影する体験、オールドレンズHelios 44で週末

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なぜオールドレンズに手を出したか?

以前書いたけど、もともとは水玉ボケに定評のある100年前の銘レンズを今の時代の技術で復活させる・・・そんなKickstarterのプロジェクトを見かけて、その水玉ボケに惚れたのが最初の一歩。

anaaki-gratin.hateblo.jp

で、ちょっと勢いで手が出る値段ではないし、残念とか思いつつも海外のカメラ系掲示板を覗いていたら他の国でも「いいんだけどたけーよ」って思ってる人がいて。そしたら他の人のレスで「水玉ボケなら、Heliosでもいけるよ〜。安いし。」って書き込んでいて、そこで真剣にHelios 44の購入を考え始めた。

そう、グルグルボケだけではない、撮り方によっては水玉ボケだってできるのだ。

冒頭の写真が、なんかようやくそれっぽいのが撮れた。この写真自体、こういうレンズを使わないと生み出せない絵だよなぁと素人ながら感じる。とりあえず"光をどうあつかうか?"っていう思考回路は、普通のレンズで何も考えないで撮っている時よりも凄く意識するようになった。

そしてこのレンズ、一応F2が開放なのだが、現行のレンズに比べてF2で夜撮影した時にシャッター速度を稼げない気がしている。なんか無駄にシャッター速度が遅くなってしまうのだ。

だから夜間は露出補正をかなり下げて撮影している。

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でもどうだろう。今でこそ高感度域での解像度やノイズの少なさなんてのが結構気にされてはいるが、確かに暗闇もカメラは明るく撮ろうとしてしまう。

暗闇は暗闇のまま切り取られてもいいじゃん。

そう思える写真が撮れるから面白い。

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全てを明るく撮るのではなく、暗闇は暗闇。だから明るいところも際立ってくる。これはこれで、今まで撮ってこなかったテイストの写真が撮れる。

さて次はどんな撮影を試してみようかな。

オールドレンズの新しい教科書 (Books for Art and Photography)

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