【ロードバイク】凡人にとってのSUNVOLTのセパレートワンピースの利点
みんな大好き(なわけでもないけど)SUNVOLTのセパレートワンピース、セパワン。
つおそうな人達の感想とか、つおそうな人のフィードバックを頻繁に受けて改良を続けているとか、そんな文字はよく見かけるわけである。
んじゃぁ、そういう人達のためだけのグッズかというと、そんなことも別に無い。だから世の中に気に入るデザインのウェアが無いとか、既製品で他の人と被るのが嫌な人は積極的に自分でデザインしてオーダーして着たらいいと思う。自分はそうしている。安いものではないしデザインの生みの苦しみがあるわけであるが、外走れば絶対に遭遇するRaphaのグレー地ピンクラインとか絶対に自分は着たくねぇ~って方が強いのでそこまで苦ではない。
DE ROSA、TIME、Canondale等に代表されるあーだーこーだ御託を並べてるけど結局の所最近流行りのモノトーンぽくしただけで全体的にダサさの方が出てしまっているフレームの多い2020モデルであるが、ウェアもだいぶシンプルなのが今の流行りなので、尚更既製品は似通った感が強いし。
別に自分はデザイン畑の人間ではないし、お絵かきとか大の苦手だし、手書きの文字なんか小学校低学年の頃から進歩がないし、な人。それでもウェアのデザイン考えるときに気にかけているのは近景と遠景とでも言おうか。遠目に走っているシーン、集団の中で他のライダーと混ざってるシーン・・・そういった場合向けのデザインと、止まっている時やそもそも乗っていない時なんかに間近で見える場合のデザイン。その2軸をうまく一つのデザインにまとめていくっていうところ。
本題。
何者でもない僕や君が、つおそうな人達が愛用しているセパレートワンピースを使用する利点。
それはスティーブ・ジョブズが黒タートルネックを着続けたあれと同じ。
セパレートワンピースを着て走りに行くとする。
朝起きて、全裸になって、セパワン引っ掴んで纏って家を出ることができる。ジャージどれにしようとか、パンツ何にしようとかコーデを考えなくていい。全ての人間にはその日1日に行える決定の上限があり、RPGで言えば宿屋に泊まらないとエーテルとかチューインソウルみたいな回復アイテムはないので補充はきかない。
決めなくてもいいものを決めなくてはいけない状況を減らす、そしてセパワンはそれがこれまでのウェアとの対比で可能なアイテムである。
エアロ性能だのなんだのっていうのはどうでも良くて(良くないけど実際そこを気にする必要のある人間はどんだけいるんだ)、何かを決めるということで消費されるMPの減少を減らす。それがセパワンの価値である。
まぁ、着心地はいいし、上下が繋がってるからお腹周りに隙間ができることがないっていうのは大きいんだけどね実益としては。ポケット容量はクソだけど、それでもSUNVOLTは3ポケット搭載してるし。レースとかでSUNVOLTのブースがあるたびにポケットの容量なんとかしろと言いに行く無名の迷惑な客をしているが、素材的に今のが限界のラインらしいってことは言っていた。ここらへんは改善サイクルの早いSUNVOLTにはとっても期待しているけど(上から目線)。
というわけで凡人で身体能力的にも決定MPの1日あたりの上限的にも、何者でもない僕やあなたは、それでもセパレートワンピースを着る価値がある。