funny rain, sweet breathing

知ってるか?世の中って思った通りにしかならないんだぜ?

【ロードバイク】ツール・ド・おきなわ2019 市民140km オープン

2019/11/10

3:30起床。ご飯食べたり、ユニットバスにお湯張ってまったり浸かったりしてホテルを出る。

フルグラの180gの小さいパックをあらかた食べ尽くし、バナナを追加で食べた。

f:id:mercy298:20191110045735j:plain
ゴール前最後のコーナーのあたり。前にあるのが球場。まだ真っ暗だけど、多分同じ140kmのスタート地点である国頭の道の駅を目指しているであろうライダーがちらほら走っていた。

まだ真っ暗だしこちらは400ルーメンのライト1個なんだけど、道自体は国道真っ直ぐ行くだけだし、昔車で走ったことのある道だったので薄らぼんやり記憶にあったので迷ったりトラブルもなく向かえた。

AftershokzのAeropexでCoccoを流しながら、海沿いを走る。

徐々に夜が明けていく。

完全な黒であった所に海ができて、空が彩られ始めて、山とか木が形を持ち始めて・・・これは車で走っていたらただ通り過ぎていただけだろうし、自転車に乗っていなかったら、ツール・ド・おきなわに出ようなんて思っていなかったら、出会えなかった時間と景色。

そうだな、自転車に乗っていたらどこまでたどり着けるのか、どんな景色が見えるのか、そういう気持ちが初めてスポーツバイクを買った時に、ただそれだけがあったな。

f:id:mercy298:20191110062930j:plain
スタート地点に着いて、とりあえず自転車を待機列に置いておく。

でね、ぶっちゃけね、めっちゃ寒いの。沖縄ってことで油断していた。服装がレース用にセパレートワンピース、出走までつけてようってことで夏用腕カバー。以上。

会場横のファミマでみんながご飯とか買ってるところ、自分は貼るカイロを買い込んでいた。沖縄でカイロを買うとは・・・。あとは寒すぎてよくわからない踊りを踊りながら、頻繁にトイレに行って軽量化(並んでいたけれど、外にいるよりはトイレの待機列にいた方が寒くなかった)していた。せっかくローディングしたつもりの水分がきれいに流れ出ている気がしなくもなかった。

f:id:mercy298:20191110082339j:plain
日が出てきたら日なたに行きつつ、国際レースの人達が走り抜けるのを眺める。眺めながら、バナナとかアンパンとかマグオンを投入し続ける。

f:id:mercy298:20191110083228j:plain
市民210kmが通り過ぎたのでそろそろかなーと思ってたら招集がかかってしまい、慌てて残りのご飯を詰め込み荷物を預けて自転車の所に向かう。慌てすぎて腕時計と腕カバーをつけたまま並んでしまい、そいつらはバックポケットに突っ込んで走る羽目に。

会場到着から3時間弱、ついにスタート。

普久川1回めまでの平坦はペースがそこそこあるし、140kmでも距離は短いとはいえ落車地帯と聞いていたので警戒。頻繁に「ブレーキ!!」という声が聞こえる辺りは予習通りだったので特にビビらず。

初めてのツール・ド・おきなわ。完走は普通にできるし、どんなテーマで走ろうと考えた結果、「行けるところまでトップ集団についていく、脚の温存とか姑息なことして遅れるくらいなら全力でついていけるところまでついていって力尽きる方がいい」となった。

シード選手以外の、真ん中後ろくらいからスタートして、普久川までに先頭が間近に見えるくらいの位置まで上がる。あとは普久川の上りで人は減っていくし、どこかのブログで読んだ通り20分体重5倍程度の出力で走ってれば遅れないべって楽観視していたんだよね。

・・・誰ですが体重5倍20分て言ったの。6倍以上出てるんですが。というか、自分の走り方が下手くそすぎてそれくらいパワー出してないとついていけない説が濃厚。

せめてKOMまではと思ったけど無理だったので容赦なく遅れ始める。ここ、身の程をわきまえて第3集団くらいができる位置で走ってたら良かったんじゃねと思わなくもないが、それはこの日のテーマに反するのでやらなかったことは悔いていない。下りが始まって、走り慣れてそうな人は綺麗なラインで軽快に下っていく。一方自分はもう疲れちゃってるし、この辺りの勾配をほとんど把握してなかったのでご安全に走り更においていかれる。

YouTubeの動画で見ていても把握しきれない勾配の変化だったぜまったく。

結局一人で走っていて、普久川の補給地点過ぎてまた登り始めた辺りで前の方に集団発見。第3集団くらいっぽいんだけど、そこまで頑張って追いついて一休み。これくらいの位置の集団の登坂速度だと、自分の場合脚を休ませされることができるので一安心。あとは下りで遅れないようにぶん回せばってとこ。

ちょくちょくサイコンで地図を見ていたのだが、「結局奥の登りってどの坂やねん」てなってたら100kmのスタート地点に来ていた。ほんとどの坂だったんだろう・・・。

そこから海岸線を走って普久川までは、風向きはよろしくないけど、友達がいないのでいつも一人で向かい風の荒サイを走っていた自分的には慣れたもんなのでちょっとでも中切れ気味のスペースがあったら入り込んで積極的にローテに加わる。

そして2回めの普久川。

完全に自分のいた集団崩壊。速い人数人が先に行ってしまって残りは自分の後ろの方。また1人でここを走る。下りで何人かに抜かれたりしながら補給地点、ボトルを1本ゲット。

えーと、この先が学校坂に向かうんだっけか。

そこからカヌチャリゾートの辺りまでは記憶にない。事前に把握していた以上にアップダウンが多くてどこ走ってんのか全くわからず、抜かれたり適当に塊に混ざってローテ回したり。下りで抜かれてそのままとか、下りで抜かれるけど次の登りで結局抜き返しちゃうとか、気がついたら上りで先頭にいて後ろに誰もいなくなってたとか。たまに見える遠くの海が綺麗だったなー。

羽地までも5人くらいで走ってたんだけど、自分だけ先に行っちゃってた。疲れててヘロヘロだったけど、前日走った場所だけあって道がわかるので元気になった。

羽地を下り切る手前くらいでまた何人かが塊になってたのでそこでローテ回してゴールを目指す。が、イオン坂で完全に崩壊して誰もついてこなかったので、諦めてゴールまで1人で走ることにした。

TTスタイルで走る。前後にほとんど選手がいなかったので特にかっ飛ばしたりはせず。で、ゴール。完走者の中で真ん中くらいの順位だった。

「ああ、これが沖縄か」と思い知ったり感慨深くなったりしつつ、会場を足早に去り宿に自転車を置きに。

シャワーを浴びて、着替えて、車に乗ってドライブ。
f:id:mercy298:20191110164339j:plain
BLUE SEALに行ったらフェアをやってて、シングルの値段でこんなのがオーダーできた。ラッキー。ただしすごく混んでいた。

f:id:mercy298:20191110083725j:plain
それから名護の海岸沿いを走って、橋を渡って

f:id:mercy298:20191110085335j:plain
瀬底ビーチで日没を見る。奥様も沖縄に連れてきたけれど、バタバタで観光とかもできず付添人状態にしてしまったので、せめて本人が行きたがってたここにどうにか来れた感じ。

f:id:mercy298:20191110184236j:plain
夕飯はまた21世紀の森付近に戻ってきて宮里そばでソーキそばをまずは。2軒めでそこから歩いて10分かからないくらいの居酒屋でオリオンビール解禁。他のテーブルに国際レースに出ていた海外のチームの人達がいた。お店の人曰く、毎年来るそうで。

そんな感じでレースの日を終える。