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知ってるか?世の中って思った通りにしかならないんだぜ?

【ロードバイク】レース: ツール・ド・かつらお 2019 2days 2日目

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無謀な挑戦2日目、生存することが目的なレースへの挑戦。

6:00に起きて、6:30にホテルを出る。郡山から葛尾村まで移動。この時間に出てものんびり走ったら間に合わないくらいの時間なので、来年も出るならば葛尾村の宿を確保がもしかして正しいのかもと思う。金曜夜はBBQとかやってるみたいで楽しそうだが前日入りは流石に無理だしな。

時速XXkmでかっ飛ばして会場に到着。この日は、自分の出るカテゴリである28km 1周が一番早いスタート。

準備しているときは周りにも人がいたけど、気がついたら誰もいなくなっていた。前日に攣った左ふくらはぎは回復していないが、体力的には大した消耗ではないので(むしろ経験の浅さ故に精神的な消耗のほうがでかかった)、アップがてら駐車場前の坂で何往復かケイデンス高めに走る。心拍の上がり方は悪くないのでやはり体力は大丈夫そうだ。左足だけ怖い。

レース会場には普通にあるだろと思ってたフロアポンプ貸出がみあたらず、空気圧は適当っていうかわからない。チューブレスだから結果何もなかったけど、クリンチャータイヤにラテックスチューブって装備だったら終わってた。あんま空気圧気にしない適当な性格で良かった。

準備してアップして選手招集場所に行ったらもう28km 1周の人たちと、ハーフコースの人たちは既に並んでいて、28kmの一番後ろにつく。前日に全行程は試走できなかったものの、前半だけは走れたのでコースは覚えたし、リアルスタートがいきなり登りなのでこのタイミングで位置取りを頑張らなくても大丈夫な気がした。

前日の11km周回の最後の区間の狭い道は、前日TTと同様に11km周回と逆周りでゆるい下り。無理に前に行こうとするよりかは後ろにいかないくらいの方針で走っていたけど段々と前に来てしまってリアルスタート時には前1/3くらいのところに。登り始めても先導バイクの人が持ってる卓球ラケット?が赤のままでなかなかリアルスタートせず、集団の中から「まだスタートしないの??」って声も。

リアルスタートでいきなり登り。ただし斜度はきつくないしいきなり誰かが逃げるということもなくであったが、気がついたら何人か逃げていた。全長28kmとはいえこのタイミングでの逃げはそのまま逃げ切りできるんかって感じで集団の中で眺めている。

前日よりは落ち着いて集団の中で走れているが、やはりまだ集団の外側に位置してしまうことが多い。

気がついたら集団一番前に来ていて、困った。逃げにブリッジかましてみるか?とか思いつつ、そんな脚力もないしなーって思いながら走ってたら集団から前に出てしまって、しばらく意味のわからない一人旅。まだ試走できてた区間なので気は楽だったし、なんにせよ集団内で走るプレッシャーから開放されてリフレッシュ。でも、逃げに追いつく脚力は、無い。無いというよりはあるけど逃げに追いついたら終わる、その程度。

そんな宙ぶらりんな状況でどうしようかなーと思ってたら集団が来てしまったのでおとなしく吸収されてまた集団で走る。そうだよね、まだペース上げる場所じゃないよね。後になってそこは思う。

このあたりから試走できてない場所。いつものことだが下りでどんどん抜かれていって、この先どんなコースかもわからないので次の登りでペース上げることもできず集団見送って一人旅再び。正直しんどかったので、必要以上に抜かれないように走ってゴールってとこかなぁと思いつつ最後の、一番キツイ登りに差し掛かる。ここに来るまで、向かい風がしんどかった。まだ第1集団が見えたのだが、「こういう時集団で走ってるのいいなぁ〜」と思いながら見送る。自分の脚力じゃ追いつけないし。 登り始めで同じくらいの速度の選手見つけたので後ろにくっついたら「自分、上り遅いんで先行ってください」と言われてしまって一人でヒルクライム

ヤダ・・・この坂、きつい・・・。

抜いたり抜かれたりしつつ、「まだ登るんかい!?」とか叫びながら上までたどり着き、おっかなびっくりなダウンヒル。大変そうなS字ばっかだったので知らずに突っ込めないし、自分抜いた人の後ろを追っかけることにした。その人がコーナーしくると自分もしくる仕組みなわけだが。

大変な下りが終わって直角コーナー曲がってあとはゴールまで緩やかな下り基調で道は広めなところに着くときに、後ろから追い抜いていった選手(確かHONDA栃木の選手)に「下ったら後ろついてきて!」とか言われたような気がして、頑張ってみた。先を走っていたもう2人の選手も流れでトレインに組み込んで(そこまで先頭交代しつつはしるつもりではなかった印象)、4人でゴールまで回していく。

といっても、自分とHONDAの選手以外はがっつりとトレインで回していく感じでもなく、ペースが遅れてくるとHONDA選手が上がってきて、申し訳ないのでたまに自分が先頭走る。こんなこと言ってるけど、4人とかで先頭交代しながら高速で突っ走るって、俺、初めてだったんだぜ。前の人の後輪にハスってはいけない、あと間が開いてもだめ、あとなんだっけ・・・とか思いながら素人感丸出しで走る。足引っ張ってたらほんとゴメンって感じ。

ゴール前きった200mくらいで、自分が先頭、後ろにHONDA選手。傍から見ていてレベル的にはHONDA選手が遥かに上で、入賞もクソもない場所でゴール争いするのもどうなんだろうと思いつつも、これで先頭交代してそのまま置いてかれるのも切ないので(自分の中では)ロングスプリントを企てる。第3者が見ていたらちょっと速度を上げただけくらいのものだった気しかしないけれど。で、そろそろ脚があかんし抜かれるってところでゴールがわからなくて(スタート/ゴールの空気で膨らますゲートにトラックが接触して空気抜けて撤去されたらしい)一瞬速度緩めたところでHONDA選手に抜かれる。頭の中では「彼が一番引いていたし彼に先にゴールしてもらうのが筋だろう」と言い訳を考えつつ。っていうかどのあたりから加速初めてどの辺りで限界速度に達して、どのくらいの間維持したらいいんだろか・・・ってこういうのは体で覚えるくらいやってかないとわからんな。

結果は、また真ん中ちょい上。

思っている以上に何も考えられないし周りも見れてないな~っていう反省。自分のサイコンすらろくに見ていなかったのだが、このレース、そもそもレース始まってから計測開始にしてなかったの気づいたり、パワーが記録されてなかったり。そんなのにも気づかなかった。あとは、前半で逃げにブリッジするでもなく集団から離れて一人で走ってたあれ。完全に脚の無駄遣い。まったくコンセプトのない行動であった。

とにかく、ジャパンカップのチャレンジレース、かつらおの2日間と、ロードレースを3度体験し、少なくとも去年10月のジャパンカップの時よりは集団で走れるようになったのが収穫か。もっと実戦積まないとだめだなっていうのと、エキスパートクラスではない部門でだいたい真ん中ちょい上っていうところから始まって、そこからまだ抜け出せていないのをどうにかするのが先に進むための課題だろう。ってわけで、日々の練習はそこらへん考慮に入れて色々考え直さないといけない。ロードバイクで真面目にトレーニングを始めて来月で2年。そういうタイミングなのかもしれない。

こんな、初参加のツール・ド・かつらおだった。

移動が大変なので秋は出ないけど、もっと強くなって来年春にまた挑戦したい。去年秋のかつらおのバタバタとかその対応とか見ていて、LinkTOHOKUの人達のただならぬ熱意を感じたし、こじんまりとしつつもレベルの高いレースをアマチュアにも提供してくれる主催の方々には感謝・・・なので、できればWebでの情報の載せ方とか見せ方とかタイミングをもっと考えてほしいのと、メイン会場にフロアポンプ置いておいてほしい・・・。←本部にあったらしい

それにしても33歳から初めて35歳とかいう一般的に言ったらそんな年齢ではやらないような、素人感丸出しで初体験にあーだこーだ気を揉んで、目標立てて突き進んだり全くうまくいかなくてふてくされたり、そういう経験のできてる人生でとても楽しいよ。自転車に出会えて良かった・・・というか本当は昔から好きで、それでもそこには行かせてもらえなかった子供の頃の感情を大人になって金の力で形にできていることは幸せなことなんだろう。

そもそも自分は社会不適合者ということにしているので、世間一般的な各年齢における振る舞いの平均とはずれまくっているのだけんども。