好きや楽しいと義務や責任のバランスを見極め取り続けるオタクになりたい
2017/12/28
昨日が本年の仕事上大きなタスクの最終日で、今日は有給取る人間も多いし自分も細かなタスクをこなしつつ、雑タスクに追われて溜まっていた試してみたいコーディングやらなんやらを進めて1日を過ごす。有給使わなくても冬休みくらいくれりゃーいいのに。いや、年末年始はいいか。せめて夏休みだな。
久々にコーディングが楽しい一日だった。
今夜も寝る前にきっちり1時間ローラーでメディオ2本をやるつもりだが、その時間すらもコード書いていたい・・・そんな感じ。どうしよかと悩みつつ、夕飯を作る。カニ缶が発掘されたので、カニ缶によるカニ鍋。肉成分が足りないのでついでに生姜焼き。嫁が夕飯を作るととてもバランスのよいものが食卓に並ぶのだが、自分の担当日はなんていうか極端になるし、米と肉が基本になってしまうのは男の子だし。
とりあえず今日はコード書きたい。ギターとか自転車の練習もやらないとなんだけど。自由に熱意を持ってコードを書けるのが年末年始の限られた時間だけっていう生活はあまりによろしくないと去年くらいから思い始めているのだがどうしたもんかな。
圧倒的成長()をエンジニアに求めるのであれば、タスクの量を半分以下にして、好き勝手作らせる。ついでに「俺こんなん作ってるんだけど」みたいなのを駄弁る文化。社内勉強会とかじゃなく、駄弁る文化。タバコ吸いながらでも、手を動かしながらでもいい。そういう環境にしてしまえばいいと極論思う。
ま、それだけやってるとただの趣味サークルになるか、各自好き勝手に色々作ってその内いなくなりそうだけど。
僕がオタクを認めない一番の理由は、社会的な責任を持たずに、ただ自分の楽しいことしかやらないからです。いっぽうで、オタクというのは、好きの純度が高いが故にかなりのポテンシャルも秘めています。オタクの知識と胆力、つまり粘りをもって仕事をすればもっといい世界が創れるはずなんです。 (中略) 好きや楽しいだけでやっていた行為に、義務や責任を上乗せすることによって、その人の能力や限界値を高めることができる。(中略)逆にそういう負荷をかけないと、人間というのは、果てしなくだらしのない動物になっていくのではないかと僕は思っています。
KADOKAWAミニッツブック『トミノ流のトミノ6 やっぱり大人は"敵"である』より

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まさにそうであり、ただ、好きや楽しいをただ利用されるだけの場所にいるのか、義務や責任を与えてくださる場所にいるのか、両立させバランスを自らで取り続けられる場所にいるのかというので諸々変わってはくるがね。
バランスをとるというのは一過性のイベントではなく、そうあり続けないといけないわけだし。0か100の生き方だ!!っていうのとは、全く違う質のエネルギーの使い方をしないといけない。

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