色を司る感覚器官、そして鮮やかに淡く花は佇む
"忙しくて夜空の月も見てないぜ"
なんて、エレファントカシマシが歌っていたけれど、普段の荷物が1kg程度重くなってでも一眼を持ち歩いて出勤しているのにオフィスを出ると真っ暗ですよ。
最近カメラによくひっついているレンズは、Helios-44が多いことに気づいた。オールドレンズ的な淡さが、最新の光学系やら素材やらを使ったクリアで歪みのない写りよりも楽しいのだ。常にそうってわけじゃないんだけど、たまにInstagramのプリセットのフィルターを使ってみたくなる感じ。普段はフィルターを使わず、写真ごとに色々値をいじっているんだけどね。
個人的に引き合いに出すのは悔しいが高城剛。
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彼はホワイトバランスの設定を、色の忠実さよりもその場の雰囲気とかなんとかで決めてるそうだ。Instagram、あるいはPCで写真をいじっている時にあまり自分もお約束通りなレタッチにこだわらなかったりする。まぁ、一応本読んで勉強してみたとはいえ趣味ですからね。
自分はだいたいその時の気分。その時が撮った時であったり加工している時であったり様々だし、"その時"を示すスパンも様々なんだけれど。
基本的に根暗で一人でいることが好きな人なので、そういう気分が多いし、そういう時は"鮮やかで淡い"色にときめく。淡白で、何かありとあらゆるものが自分と遠い寂しさ。でもその景色には、決して手の届かない鮮やかさが絶対にあって、常に目に入ってくる感じ。
景色という外部を写し切り取っても、出てくるものは自分の中身。
写真て楽しいね。
まぁ個人的な目標は、気分を超えて"物語"が出てくる写真なんだけど。
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