貴方の中の、団子が変わる〜江口だんご【新潟】
長岡〜柏崎〜寺泊と走ったわけなんだが、その際に開店前で泣く泣く通り過ぎた江口だんご本店。道沿いにでっかい団子が掲げられているので車で通ればすぐにわかるけど、初めて見ると「!?」となるだろう。
広い敷地と、とても趣のある建物。これ、だんご屋なんだぜ(馬鹿にはしてないです)。
ここのだんごはヤバい。
団子というと噛めばそれなりの弾力というか噛み応えがあるというイメージなのだが、この江口だんご。噛むと、もちろん形状を保つくらいの強度はあるわけなのだが、その団子が団子たるために最低限のATフィールドのみ持っている・・・よくわからないかもしれないが、従来の団子とは全く違って歯ごたえがなくフワッとした口どけなのだ。
だがしかし自壊するほどに儚いわけではない。どうも江口だんごはコシヒカリの米粉で作られているそうなのだが、そこが違いにつながっているのかな。
味はシンプルで雑味のない団子感。団子に求められる究極のシンプルな味わいを突き詰めていると言ってもいい。
そして団子だけでなく、このお店は店内や庭も見所である。
門をくぐると中庭で、全国あちこちで見かけるさざれ石、国家のアレ。
砥草。その名の通り、この茎を使って研ぐ。漆を塗る前に、ベースの木材を研ぐために使うとか。
団子バリエーション。
敷地の奥にはコーヒーやケーキを出すカフェコーナーもあったりする。だがしかしここにきてそっちに食指を伸ばすのはもったいない気がして行っていない。
他には全種類の団子一個ずつと抹茶を立ててくれる茶房が建物2Fにあるのだが、休日は混んでいる。自分が行った時は1時間待ちくらいで断念。パックで団子セットや大福、その他諸々を販売しているコーナーもあるのでお土産にもバッチリ。
体験コーナもあって、団子をじっくり焼いて醤油につけて召し上がったりできちゃうのだ。