funny rain, sweet breathing

知ってるか?世の中って思った通りにしかならないんだぜ?

美味しいお肉の食べ方に学ぶ、良き筋肉(にく)の作り方

Steak

最近お世話になった、そして今後もお世話になるであろう整体の先生からとても面白い話を聞いた。

腕のいい整体の先生って、本当にびっくりで、初対面でとりあえずベッドにうつ伏せになった瞬間に
「あー・・・これは酷いですねぇ。」
と。

具体的に悪い部分を何点か指摘され、施術開始。生活習慣とか動きの癖とかをポンポン言い当てられてしまうんだけど、こういうもんだって知ってなきゃとても驚きますよね、これ。動きの癖っていう点では、理学療法士の知り合いも見抜くのがさすが、鋭かった。

で、整体の先生曰く僕の肉質は"スジ肉"だそうで。
「オージービーフより酷いですねぇ・・・頑張ってA5ランクを目指しましょうよ。」 ・・・これ、食肉の話ではなく、僕の筋肉の話である。

確かにとても凝りやすいし、凝ってて体がバキバキなのがデフォなのだが、それに対するケアっていうのは実際雑というかほぼ何もしてない感じで10年以上やってきていた。

入浴の頻度を聞かれて、旅行とか行った時に温泉に入るくらい、あとは自転車で遠出した時に現地に温泉あれば・・・と答えたところ、
「なんと・・・それはダメですねぇ。」とのことで。

先生曰く、
「ガチガチに固い安物のスジ肉をそれでも美味しく食べようとしたらどうします?じっくりコトコト煮込みますよね?」
・・・つまり、あなたのそのスジ肉もちゃんと煮込め(=湯船にじっくり浸かれ)ということ。

運動後にちゃんとアイシングしているか聞かれて、ほとんどやったことが無いと答えたところ、
「なんと・・・それはダメですねぇ。」とのことで。

先生曰く、
「焼肉に行くと、ガンガン焼いちゃって食べ切らずにどんどんお皿に避難させる人っているでしょ?でもそういうお肉ってずーっと放置されるじゃないですか。1時間くらい放置されたその手のお肉って美味しいですか? 逆に、加熱した後にすぐに冷やした冷しゃぶは美味しいでしょ?」
・・・つまり、運動によって熱を持ったお肉・・・筋肉はそのまま放置したら不味くなるし、美味しくするには(?)すぐに冷やす事が重要ということ。冷やすなら氷でしっかりと。せめて関節の部分だけでもだそうで。

運動後にストレッチをしているかを聞かれて、そんな特殊なのはやってないけど一応と答えたところ、
「なんと・・・それはダメですねぇ。」とのことで。

先生曰く、
「固くて不味いお肉を食べる時に、引っ張ったら美味しくなりますか?」
・・・つまり、もうダイレクトに言っちゃうとストレッチは無意味(とやっぱダイレクトには言いたいけど言えないそうで)ということで。

小学校の体育のように、二人一組でやるのにこそ意味があるが、大勢がストレッチと称して一人でやっているものには先生的には意味が無いと。せめてやるのであれば、"逆に引っ張ってニュートラルに戻す"ので十分だそうで。例えば僕なんかはロードバイクで腕は前、体も前傾。だからそっち方向に固まってしまっている筋肉をニュートラルな位置に戻すっていうのを意識しなさいと。

はい。
そんなわけで、どうも体が重いなとかそういうのがあったら、「美味しく召し上がれるお肉とは??」と考えてみてください。
或はとても美味しいお肉を食べる機会があったら、「自分の体もそうするには??」と考えてみてください。