人の感情と加速度
ロードバイクに乗っていると言うと、やはりそのスピードには驚かれる。
貧脚だし別にそこまでいいモデルに乗ってるわけではないけれど、公道を30〜40Km/hで走ってるわけ。この速度は、スポーツバイクに乗ったこと無い人からは「怖くないの?」と言われる。
まぁちっとも怖くはないのよね。だけど、原付で怖いと思ったことがある。それは、発車時の加速度。慣れたらどうということはないんだけどさ。自転車はやっぱり加速度の点で、エンジン付きとは大きく違う。到達速度が同じであっても、感じ方が違う。その違いって多分、加速度にあって。
ジェットコースターだって、結局あのスリルって加速度が生み出している。高さとかコースっていうのは、スパイス。
っていう、加速度。
人が何かを感じる時にも、加速度っていうのが与える影響て大きい。手っ取り早くかつそれなりにマスに響く何かっていうのは、人の感情を揺さぶる・・・その正体は加速度をグワンと与えている瞬間があったりなかったりのコントロールなのだと思う。
本でも映画でも、同じストーリーなり章立てっていう与えられたレールがあったとして、それを元に色んな人に執筆や制作をしてもらった時に、きっと出来たものの面白さの差っていうのは加速度に出るんだろうなと。
そんなことを、今日も今日とてチャリで「法定速度で走ってる原付き邪魔だな〜」とかいけないことを思いながら爆走しつつ考えていた。
っていうか、乗り物に乗っている時には机に向かっている時よりもアイデアが出るみたいな話も、多分加速度だったりするんじゃないでしょうかね。