funny rain, sweet breathing

知ってるか?世の中って思った通りにしかならないんだぜ?

紅葉に訪れたかった京都の景色、千光寺という秘所@嵐山

この超弱小ブログでなければあんま教えたくない感じの、知る人ぞ知るスポット、千光寺。

嵐山の、さらに外れにあって、存在はおろか行き方すらなかなか気づけないお寺。1日の参拝者は0人〜20人、それくらいひっそりとした場所なのだ。

参拝者は外国人旅行者の比率がとても高い。どうも、日本のガイドブックでは紹介されないような場所だけれど、海外、特にバックパッカー御用達の名ガイドブックLonely Planetで紹介されているようで。Lonely Planetは僕も大好きだ。

人気の寺社仏閣ランキングで、これだけ何十も他に有名な場所がある京都で、20番台をキープしているこの"有名な"秘所。嵐山だと西芳寺とかが、レアな場所ってなっているんじゃなかろうか。あそこは人数制限もあるし。

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・・・近くまで行けば、とてつもないインパクトの案内があるんだけどね。

渡月橋を渡って、花筏っていう有名らしい旅館の横を抜け、嵐山モンキーパーク入り口のもっと先へ進む。桂川沿いに、車が1台通るのがやっとな道があって、そこをとにかく進んでいく。

参道というか登山口の入り口は、星のや京都っていう旅館の脇。今回僕は、この星のやに泊まっていたので実はショートカットしている。

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お寺に着く。

かつて台風で倒壊してしまったらしく、いわゆるお寺という雰囲気ではない。なんか孤島に嵐で漂着した船、船から色々持ち出したものを孤島に積み上げてベースキャンプにした・・・そんな雰囲気もある嵐山の山の中。これはこれでいい味だ。もちろん、早くの復興を応援するけれども。

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木漏れ日の下、住職さん達が、参拝客が来なければそこで会話を紡ぎ、お経を上げているのだろう。人の声も、車の音も聞こえない。

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ここが、隠れた絶景ポイントを見る場所。

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遠く、比叡山がよく見える。その手前には衣笠山。双眼鏡を借りれば、清水寺だって見える。

そう、この場で僕は紅葉を見てみたかったのだ。

絶対に綺麗。

この嵐山がオレンジに彩られ、その先には古都が広がるこの場所。想像するのは容易いが、実物はそんなものではないんだろうなっていう確信すら持ててしまうような場所。

そうそう、ここは景色以外にもとても楽しいことがあるのだが、それは行く機会があったらのお楽しみということで。

anaaki-gratin.hateblo.jp