慣わしと人、形と幸せ、それと卵と燻製と
さてさて、一昨日ソミュール液に殻ごと漬け込んだ生卵。
こいつを今日は茹でて、燻した。
こいつの続き
anaaki-gratin.hateblo.jp
茹でる時は、漬けていたソミュール液でそのまま茹でる・・・そうだ。
普通にゆで卵を作り、皮を向き、水分を拭き取ってさらに乾燥させる。
そしたら燻製。
とはいえ今回は大変でしたよ。
思わぬところで障害。
そう、僕はゆで卵の殻を剥くのが下手だった。
さて、僕の年齢だと第1次や第2次的な結婚ラッシュは終わりつつも、まだちょくちょく結婚する友達はいて、式にも呼んでもらっている。理系の院卒な関係で、友達もやっぱ20代前半とか半ばで即結婚ていう風にはならないっていう事情もあるし。
話を聞いていると、挙式に関することよりも、対親ってなんて面倒くさいんだって思う。
親や親族への対応ってのは、結構風習だの文化だのっていうものと紐付いていたりもするんだろうなという印象はある。どうなんだろ、実際は。
結婚に関して、結婚する二人の親や親族とかの話になると、あまりポジティブな話って聞かない気がして。比率の問題なんだけど、「なんかねぇ・・・」っていう方が耳にする。
式の日程であったり、結納式を行うことを強要されたり、会場やら呼ぶ人やらを指定されたり、新たな戸籍を自分達の実家に指定することを強要したり。
んで、新郎新婦側に「そういうの、ハイって言って従うん?」て聞くと「まぁ、親だしねぇ。この後の付き合いもあるし・・・」って感じ。快諾じゃないけど従わなくちゃいけない、みたいな諦め。諦めって言葉を使っちゃうのは、僕が家族関係に関してはとても冷めた目で見ている人だからかもしれないけど。
でもさ、実際結婚をするっていうのは新郎新婦だし、そこっていうのは親だろうがなんだろうが、自分達と同じ家庭でしょと。お宅は(つまり親という人種は)、人様の家庭のことにああだこうだ介入するんかい?と。
自分の子供である前に、すでにもうその子供は(一般的には)いい年した大人で、自分で自分の生活を築いている一人の人間であるわけで。
っていうのと、あとは「親だから介入する」っていうまったくロジックの無い主張と並んで「この地域の習わしで」とかもあるみたいね。
ホリエモンを始めとするインターネッツな人達のリベラルさに似ているんだけど(ああいう人種は好きではないが)、習わしやらしきたり、伝統に対する正当性や益のない服従っていうのは僕は嫌いで。
"昔からおこなわれていた"ことを、昔では無い今もおこなう意味はなんなんだろう。
今、昔からおこなわれていたことを昔のようにおこなう必要や親和性って誰か考えたのだろうか。
なんかさ、人のために習わしやら伝統があるっていうよりは、逆に習わしや伝統のために人がいるっていう風になってしまってないか?とそう感じるわけですわ。
だって、この手のことを強要することで一体どれだけの人間が不易を被って、一体誰が幸せになるのか?こういう事を強要している人間の自己満足以外の何があるのか?ってね。
さて本題。
僕は卵の殻を剥くのが苦手である。
そしてゆでたまごは、ついうっかりいつもの調子で半熟めに作ってしまった。
さあ大変。
剥いてたら白身は割れるわ、中からトロッと美味しそうな黄身がこぼれ出てくるわで。
とにかくなんとか殻をむいて、乾燥させて、網にセット。
4個中、無事なのは1つ、重症2つ、残り1個はゾンビ。
思いっきり割れて黄身がこぼれ出てしまったんで、爆発上等で電子レンジにぶち込んで強制的に固めた。
それとせっかくなんで胡椒とか振ってみた。
これを燻します。
できました。
まぁ、悪くない。
ただ、最初に漬けていたソミュール液の砂糖と塩の濃度を間違えたせいで、味が薄かった。
なので軽く塩を振って、サッポロ黒ラベルとともにいただいた。
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