世に言うフレームワークとかの作り方や使い方、に関する私的妄想論
ちょっと前に、オリジナリティやらなんやっていうのについてダラダラ書いた。
anaaki-gratin.hateblo.jp
経験とか影響っていうものが色々とあるけど、それらが何かを生み出すものではない。
自分の中にあるいくつものそういったモノたちの間に引いたあなただけの線が、あなたの創造性だしオリジナリティだ。
何か特定のブツがあればいいってわけじゃなくて、ブツとブツの間に生み出す関係性こそが価値の源。
っていう話をなんとなく広げるというか別のことと結びつける。 あんまり知らないし気にしたこともないんだけど、ビジネスとかで色々とフレームワークっていうのがある。3Cだの4PだのSWOTだのっていうのは、どっかで聞いたことある人もいるんじゃないかと。
ビジネスフレームワーク - 経営戦略や業務改善、問題解決などに役立つ分析ツールや思考の枠組み。MBAなどで教わるビジネスに必要とされるロジカルシンキングや発想法などを体系的にまとめたもの。
フレームワーク - Wikipedia
とのことです。
こんな記事もあった。
覚えておかなきゃ損!考える時間が短縮できるビジネスフレームワーク10選|ferret [フェレット]
ためになるね。多分覚えないけど。
こういうのに自分のアイデアを埋めてみよう!!とか埋めてやろう!!っていうのをやってる人達をよく見かけるわけ。
何らかの目的に対して、必要と思われる要素を適切な位置に配置していくことで頭の中が整理されるって感じなのかな。
たださ、整理して終わりとか整理して「それで?」って人とか、そもそも整理できない人とか多いわけ。ネット上に数えきれないくらいいて希少価値のない東大卒とか、まっきんぜーとか、そういう人達にとっては簡単なことなんだろうけど。
頭の中をなんとなく整理して終わりって場合、結局フレームワークというまさに仕切られた枠の中に、中身を入れてみて終わりってことだよね。多分さ、それぞれの枠に何かを入れることで、それぞれの枠 に入った何かっていう物事の捉え方で止まってしまっている。
もともと頭の中でウットリネッチョリとゴチャゴチャした塊として存在していたものを、どうにか言葉に落とし込んで人が理解できるものに切り分けて、さぁそこからスタートだっていう話だと思うのさ。
そう、フレームワークって埋めたらスタート地点。
埋めなくてもいいし、無理に埋めるために時間使うくらいなら他のことした方がいいんだけど。
じゃあ埋めた後どうしましょ?
結局フレームワークを使いこなせる人って、フレームワーク内の各枠同士の関係性を想像して、言葉にして、検証までやれてるのだと思う。
いきなりハードル上がったね。
冒頭でリンク貼った昔の記事では経験とか影響と言っていたものが、今回はフレームワークによって切り分けて整理された各要素。経験とか影響は、そのままそれらがある程度独立して存在しているけど、今回のような話はまず切り分けるところから。だから、埋めたらスタート。
次は、やっぱり関係性。
関係性を想像して、言葉にする。
どうせ正解を見つける類のものではないのだから、そこはビビらず言葉にする。
そういうのがフレームワークの使い方というか、どうせそういうのを知ったならそこまで使ってみようよというか。
そして、僕の妄想ではフレームワークってこういうものなので、逆に自分で自分なりのものを作れると思う。自分が取り組んでいる分野、思考、行動・・・なんであってもね。
ただまぁ世に出て受け入れられているフレームワークっていうのは、やはり先に出てきたものだし、複雑さを全て抱擁した結果としてのシンプルさみたいなのがあるから凄いし、類似品は作れないと思うけど。
モワッと一人で考えてることなんて、頭の中でごちゃこちゃと色んなものがひっついてよくわからない状態なわけ。本人にその自覚はなくても。
それをちゃんと言語化する。
言語化するには抽象度を下げないといけない。
抽象度を下げるためには、まずはそのごちゃごちゃした物を切り分ける。
切り分けて具体的な言葉で語れるレベルにまで要素をバラせたら、次は要素同士の関係性を言葉で綴る。
きっと明らかにどうでも良い要素、つながらない要素っていうのも存在してるから。
そういうのを削いでいって(もちろん何のために何を残して何を捨てるのかってのは常に意識)、残った要素達の関係性をちゃんと作れたら、それは多分何かを生み出すためのフレームワークになっているはず。
妄想ですけどね。
フレームワークを使うにしても、作るにしても、それはオリジナリティとかと同じで関係性の言語化っていうところがキーポイントって感じです。