新潟ご当地ラーメンの一つ、背脂チャッチャ系を食べてきた
新潟って結構広い県で、エリアごとにご当地ラーメンがいくつかある。
東京の秋葉原にある青島食堂、ここはそれなりに行列のできるおいしいラーメン屋さんなんだけど、このお店も新潟のお店。
青島食堂は長岡の生姜醤油系というジャンル。
コテコテの豚骨ベースなラーメンや、めっちゃ魚粉たっぶりで魚介系なのにオイリーだったりするガッツリ系のラーメンて、都内だと比較的どこにでもあって20代の頃に食べ飽きた感がある。そのせいか最近はシンプルな支那そば系とかそういうのがブーム。もしかしたらただ単に年取っただけかもしれんが。
んで、今回は生姜醤油の美味しい長岡の近所、燕市で食べられる背脂チャッチャ系を食べてきた。
麺はうどんのような太麺とされる。煮干しなどの魚介類の出汁が効いた、やや醤油味の濃いスープに、丼から湯気が上がらないほどに大量の豚の背脂が掛けられるのが特徴。長ネギの代わりに玉ネギのみじん切りが薬味として使用される店も多い。(福来亭白山町店では別に追加用の玉ネギが用意されており、無料で提供されている。これによりネギ増しが可能。)また乗せられる背脂の量に応じて、「大油」・「中油」とメニューが区別されている店舗もある。地元では、杭州飯店以外のラーメンを背脂チャッチャ系と呼ぶこととしている。
燕三条系ラーメン - Wikipedia
ちなみに行ったお店はまつや食堂。上越新幹線の燕三条駅から車で5分くらいの場所。
まつや食堂 - 燕/ラーメン [食べログ]
ラーメン屋というか、もっと普通の定食屋さんみたいな感じ。
平日のみだけど半ちゃんセットとか、普通に定食メニューや丼ものもある。
そして背脂チャッチャ系のラーメンを出すお店としても評価が高いようだ。
出てきたラーメンは、魚介だしの旨みがたまらない醤油ラーメンに、背脂が浮いている。背脂が無ければ本当にシンプルな中華そば。あ、でも麺は太め。
背脂は希望で多め、"大油"とか油なしも選べる。
背脂って言うと二郎の「背脂マシマシ」じゃないけど、とにかく脂っこいものを想像しがちだが、少なくともこのお店の背脂はくどくなく、スープをマイルドにしてくれていると思う。
背脂チャッチャ系で調べると、液面が背脂で覆われて真っ白になっているようなものも見かけるが、まつや食堂のものはそこまででもなく。怖いものみたさで、超大量の背脂入りっていうのも食べてみたいけどね。
背脂チャッチャ系、背脂が無ければシンプルな中華そばと言ったが、長岡の生姜醤油もほんのりと生姜の香るシンプルな中華そばだし、これまた近くの新潟市付近のラーメンは本当にシンプルな中華そばみたいなのがご当地ラーメン。
ベースは似つつも、独自の進化を、ちょっとずつ遂げた感じとでも言うのかな。
あ、でもこの背脂チャッチャ系のすぐ近所(たしか三条の方?)のご当地ラーメンはカレーラーメンである。カレーにラーメンが入っているものや、スープにカレー粉が混ざってカレー味になっているなどバリエーションがある模様。後者のラーメンは、北海道のどこかにもあった気がする。
こちらもいずれ試してみるつもりである。