鍵とスマホの組み合わせと、そこから広がるシェアの未来、それ以外の未来
最近Kickstarterで買い物をした。
プロジェクトは成功となったので、予定通りならば9月に発送される。
買ったのはNoke U-Lockという自転車用の鍵。
- スマホやスマートウォッチから解錠ができる
- 加速度センサー搭載で、振動に反応してアラーム鳴る
- GPS搭載で場所をスマホに教えてくれる
- アプリ経由で他の人に解錠の権限を与える事ができる
- 電池は数年保つ、でも加速度センサーONだと半年くらい
っていう具合に、見た目はただのU字ロックだけどハイテクなんです。
U字ロックの鍵は、チェーンタイプの鍵に比べて使いにくいんで普通は買おうとは思わないんだけど。
これは、ちょっとガジェット魂をくすぐられてしまった。
似たような製品でしかもKickstarter発のものでLock8というのもある。
こちらの製品も上記のNoke U-Lockと似たような感じなんだけど、自転車のシェアがよりやりやすいようにデザインされているっぽい。あと、たまに売っているライトみたく車輪が回転することで電磁誘導で発電して充電、ていう機能も付いているっぽい。
ただしかし、僕はこっちは全く欲しいとも思わなかった。
だって・・・ダサいんだもん・・・。
スマホと鍵の組み合わせっていうと、家の鍵用でAkerunていうのも世の中に存在している。
これは家の鍵に取り付けることで、普通の鍵を"スマートロック化"できる。
普通の家の鍵に後付けで取り付けられるっていうのが素敵だよね。
自転車も家も、スマホと連動の鍵。
それが何をもたらすのかなっていうのは、世の中に限定された個数のみ存在する物理的な鍵というものが必要では無くなったって点が、注目ポイント。んで、どうやら今のところは"シェア"っていう視点で活用してるっぽい。
自転車の方は、特にLock8が今流行り?のシェアに使える機能を搭載している。ネット経由、アプリを介して他の人に解錠の許可を出すことで物理的な鍵の貸し借り無しに、他の人に自転車を貸せる。Lock8の場合そこに課金機能もあるっぽい。僕は絶対に自分の自転車を人に貸すなんてことはしないのであれだけど。
Akerunは家の鍵用。
別に誰も彼もに自分ちの鍵を開けさすことはないけれど、例えばAirBnbみたいなサービスとは相性がいいんだろうなと思う。AirBnbは自分ちの空き部屋や、長期出張中とかで今は誰も住んでいない家を他の人に貸せるサービス。これもシェアってやつですね。
物理的なモノをシェアする際に、シェアを許可する相手や時間の規定用に鍵っていうのが便利で、これまでは物理的な鍵や数字の組み合せっていうものを持たなくてはいけなかったけれど、それがスマホで済んでしまう。っていうか今はたまたまスマホだけれど、そのうちそれはスマホでなくても良くなるとは思う。
この発想はまだまだこれから色々とネタが出てくるんだろうなと思う。
スマートロック、スマホの技術っていうよりは、鍵という概念の拡張。
どこまでシェアっていうのが世の中に普及するのかはわからないけれど。
思いもよらないモノが、シェアされ使われるようになるかもしれない。
んではスマホと鍵っていう組み合わせが、シェアっていうものの未来のみで終わるのか?
多分そんなことはなくて、スマホと鍵、更に認証技術とか通信技術の発展。
日常的な生活に変化をもたらす製品やサービス、もっと壮大にインフラが産まれるような気はするんだよね。