funny rain, sweet breathing

知ってるか?世の中って思った通りにしかならないんだぜ?

『ラクガキノート術』に勇気づけられたというか、勝手に自分で上げてしまっていたハードルを下げることができた

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発売したての本なんだけど、 『観察力、想像力、伝える力を高める ラクガキノート術』という本。

ラクガキノート術

ラクガキノート術

今年に入ってから心がけていることがある。

絵を描く、ということ。

文字だけで完結させられるものに、落書きでもダイアグラムでも視覚的なものを一部あるいは全部にあえて使うっていう心がけ。

その為に例えば仕事で使うスライドを作る時なんかに、文字だけのアウトラインから入ったり、面倒くさくなっていきなりスライドを作り始めたりっていう横着を封印する努力をしている。

思考の言語化っていうのと並行して、思考(は多分にイメージとして存在している)を現実の表現としての絵に落としこむっていうのを、もっとちゃんとできたら面白いだろうなと思って。

っていう壮大な目標の第一歩として、サラサラとある程度見るに堪える落書きができたらなと思っていた。とにかく自分、絵が下手だ。小学校の頃から文字も進歩していないが、とにかく絵が下手だ。

そんなタイミングで見かけて、上記の本を購入。
「これくらいでいいんだよ、だからみんなできるからやってみよう」っていうスタンスで書かれているのが好き。"正確さ"を要求するような専門的、技術的な話には触れない。"丁寧に"描くっていうのは求めているし、その為の練習方法は書いていてくれているけどね。そしてその練習方法、これもとてもシンプルで素敵。これなら誰にでもできる。

この本を読んだから描けるようになるわけではないけれど、今まで臆していた人が最初の一歩を踏み出すのにはこれくらいがいいんだろうなって思う。

この本のタイトルにも入っている観察力という言葉。
絵の描き方の文章を読めばそこでも目につく観察力。

『ラクガキノート術』では単純なパーツの組合せで色々な物を描けるっていうのや、眉・目・口に関してそれぞれ4・5・5パターン覚えることで100通りの表情を描けるっていうのを伝えている。これくらいで描けちゃうんだよっていうのを言いつつ、そうやって描いた絵の説得力を高めるのは観察力なんだと思う。ただ、単純な図形を合わせただけじゃ「?」ってなるだろうし、観察の結果で消化できたものってのは多分それを単純化した図形で再構成する時にそれに意味を持たせることができるのだと思う。

想像力とか、伝える力っていうのもあるけれど、まずは観察力・・・なんだろう。

凄く写真を撮る熱が高い時に街を歩いていると、目に映る景色に矢印とか◯とかがオーバーラップして見える・・・そんな見方をしている。それって「ここを写真で撮るならばどんな構図でどんな要素を入れるか?」っていうのを考えてるわけなんだけど。

同様に、"描くための観察"っていう思考でものを見るモードっていうのを、もっと明確に心がけてみたい。