ウインタースポーツをするにあたっての、越後湯沢の魅力
関東エリアのJR駅に行くとこの時期、びゅうの新幹線で行くスキー/ボードツアーのパンフを秋口くらいから目撃する。
で、その行き先の中でも越後湯沢っていう場所は名前くらいは刷り込まれている人もいるかと思う。
この原因は、新幹線駅直結のゲレンデとしてJRが推しまくっているGALA湯沢っていうゲレンデがあって、とにかくここを宣伝しまくっているからだと勝手に考えている。
新幹線で雪山に行くことのメリットは、往復の新幹線代くらいの費用で交通費とリフト券代、ついでに食費1食分くらいまかなえる感覚で行けることがまず一つ。それと、バスで行くよりも移動時間が短いし(東京駅から70分くらい)、足が伸ばせる。出発時間や帰る時間も選べるし、車で行くことに比べるとドライバーだけ負担が増えたり酒が帰りに飲めなかったりっていうのも無くなる。始発の駅は東京駅というそれなりにアクセスもいい場所なので、そこも含めてかなり便利だ。
だから、まず新幹線で雪山に行くの、オススメ。
で、だけども凄く楽そうだからって、GALA湯沢に行くのはおすすめしない。
GALA湯沢、とにかく混んでいる。
リフトの待ち時間も、ゲレンデの人口密度も半端ない。他の周りのゲレンデの混んでるような状況が、GALA湯沢のデフォなんじゃないのかな。
出し入れ自由とはいえ、ロッカー代1000円取られるのも癪にさわるし。だってさ、ゲレンデ直結といっても、更衣室までは確かに駅と同じ建物だけど、ゲレンデにはゴンドラで向かわないといけないから、わざわざ荷物を取りに戻るとか余程のことがないとやらないし。
というわけで、どうせなら越後湯沢エリアの他のゲレンデに行こう。
どこも、駅前からバスが出ている。ちょっと離れたかぐら・みつまたスキー場とかでなければ、シャトルバスは無料だ。気を付けないといけないのは、NASPAっていう場所はスキー限定。
その他のゲレンデを軽く紹介しよう。
・石打丸山スキー場
越後湯沢駅からシャトルバスで5〜10分。最初に降ろされるなんとか口(おい)っていう辺りの下の方のゲレンデはそこまで楽しくない。石打丸山で滑るなら初級者だろうが上級者だろうが上にとにかく上がってしまう。そういえばここはハーフパイプにも挑戦できる。
・湯沢高原
越後湯沢駅から歩こうと思えば歩ける距離。ここはゴンドラで上がっていく。標高は低めな越後湯沢エリアの中では、なので標高は高くなる。そんなに広くもないしコース数も少ないのだが、モッフモッフの非圧雪な場所もあったりする。地元の人のが多いのかな。
・神立高原
経営母体が3回くらい変わっている(どーでもいいか)。かつては音霊っていう音楽イベントを開いたり、ちょっとエンタメ路線も頑張っていた。それよりも昔は、地元の人しか知らないようなゲレンデだったけれど。ここは、ゲレンデの一番目立つクアッドリフトで登るコースが優秀だ。なだらかな傾斜と広めな横幅なので、初心者にも優しい。僕みたいにグラトリばっかやってる人にも楽しいコースだ。コース数は少ないが、色んな滑り方ができるので飽きない。
・舞子スノーリゾート
ここは広い。麓は超まっ平らで小さい子とかが遊んだり、まっ平らすぎて初心者殺しな面もある。一番奥迄いくと、あんま圧接されていないボコボコのコースばっかになって、スノーボーダーにとっては人を選ぶコースがたくさん。こっちはスキーで攻めたら楽しいし、こういうコースをボードで飛ばすのも気持ちいいんだけどね。この辺のゲレンデの中では、一番最長滑走距離が長かったと思う。
越後湯沢の魅力、それはたくさんのゲレンデだけでなく、駅そのものだ。
越後湯沢駅には、日本酒入りの(!)温泉やらカフェやらフードコートやら、おみやげ屋さんが満載。そして上越地方に留まらないバラエティに富んだ日本酒が試飲できるし購入もできる。
ぽんしゅ館というエリアでは、500円で最大5種類の日本酒が試飲可能。
買いたきゃほんと色々ありますよっと。
ご飯もうまい。これはその中でもインパクト大。米を0.5合だか1合使った巨大おにぎり。
麹カフェなんてのもある。酒粕ではない、麹を使った甘酒とそれを使ったラテなど。
駅内の温泉は混むことも多々あるので、その時は近くに江上温泉ていうのもあるので覚えておくといいかも。
今年も僕はお金と時間の許す限り、越後湯沢には行く。だって楽だし美味しいんだもん。