『パイレーツ・ロック』クールな信念をおバカな人生で貫く
「信じてくれ それでも名曲は書き継がれ、歌い継がれていく。それらの曲が世界に奇跡を起こすと」
映画『パイレーツ・ロック』
公開されたのは4年前くらいだろうか。
60年代に響き渡った名曲達とともに繰り広げられる軽快なドラマ(?)がコメディータッチで繰り広げられる・・・といった風。
この時代にそれほど詳しいわけではないので、The WhoとかDavid Bowie、The Rolling Stonesあたりで曲名と曲が一致するに留まった。それでも結構耳にした事のある曲が満載だったので最初から最後まで楽しめた作品。
国内でのポップミュージックの放送に規制がかけられていたイギリスに、公海上の船から24時間イカす音楽を流し続ける海賊放送。実際にこういう放送局あったそうなのだけれど、そんな船が舞台のSex・Drug・Rock'n Rollなお話。
ドロドロしたものがなく、観ていてとても気分のいい映画。ロックの映画なだけあって、冒頭に書いたような格好いいセリフで決めてくれるシーンだってちゃんとある。全体としてはおバカなムードで突き進む映画なのだが。
「どう生きながらえるか」じゃなくて「どう生きるか」がロック。
ロックが社会を変えることはできない、それはもう証明されてしまったかもしれない。けれどもロックは人を変えることができるのだから、間接的には社会を変えられるものだと信じたい。
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