猥褻なイエモンから、みんなのイエモンへ。THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017 @ 東京ドーム

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感想を一言で表すならば、これ。

みんなのイエモン、でも活動再開してからずっとそんな雰囲気ではあったと思う。すぐにファン投票とかファンから募集とかそういう~~安直な~~ネタばかりやってたから。これが活動再開後の方針なのか単にそういうのを企画するスタッフの発想力の問題なのかは知らないけどまぁいいか。とはいえ、ファンクラブ名がかつてのPetticoat LaneからBELIEVERですよファン投票で。なんていうか言ってしまえば衆愚的に平均化された発想力の多数決って、僕は性格が悪いので思ってしまうがね。

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話を戻して東京ドーム、最期に音楽を聴きに行ったのは13年前。THE YELLOW MONKEYというバンドが"葬式"を行なった時以来だ。別にだからこれまで東京ドームでライブを聴かなかったとかではなく、なんか大御所に行くときはさいたまスーパーアリーナでの公演ばっかだったってだけなのだが。

そして今年、THE YELLOW MONKEYというバンドの東京ドームでの公演に足を運ぶチャンスができ、感慨深いっちゃ感慨深いね。

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人は確かにとても多かったが、歩くのが困難とかそういうレベルでもないし、物販は待ち時間無しで買い物ができた。朝10時から物販やってたようなので、分散されたのだろうか。敬虔深い人達は随分早くからドームに行っていたようだし。

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ドームはイエモン目当てが詰めかけて、そこから階段降った辺りではコスプレのイベントが開催されていたり、アイドルのトレカだかブロマイドの交換会が行われていたのかとにかくカオスな人種の詰め合わせな後楽園であった。コスプレイベントは、質がそこまで高くないのか、やたら制服系が多くて「相変わらず学園舞台とか多いのかよ最近は芸がねーなー」って思ってしまいあまり見ていなかった。それが目的でもないわけですし。

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ライブ自体は、とてもきれいな出来上がりのライブってとこでしょうか。メカラウロコ的なコアさやレコ発ツアーのノリではなく、活動再開からの復活熱の総まとめって感じ。だからタイトルのように感じたっていうのはあると思う。そう、あそこにいたのは紅白に出るような、みんなのイエモンであったのだ。

それが良い悪いではないので念の為。

新鮮でありこれからどうなっていくのかちょっと楽しみと思った点は、これまでとは曲の使い方とでも言おうか、これまで当たり前にずーっとやってきて、聞き手にとっても予定調和的な部分を崩してきたところ。メンバー紹介はSuck of lifeの演奏中では無かったし、ついつい体が無意識に準備してしまうバラ色の日々からの悲しきAsian boyではなかったし、とか。

演目自体はすごい曲数詰め込まれていた気がする。演奏そのものはさすがイエモン、なんとなくたまに歳を感じることも(主に吉井和哉)あったけれども、そこはまぁどうでもいいというか、長く続けられるようにケアはしっかりしていて欲しいな〜って思うくらい。

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ステージ演出は中々ダイナミックであったが、たまに変にチープというかなんというかなのがあったり。あの火はあかんでしょ、あの火は。色々やりたいんだろうし、オーディエンスの間口広める的な意味とか、ドームという場所での公演てのがあるんだろうけれど、バンドメンバーではなくイベント企画サイドの立場のスタッフ頑張れよって感じ?

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出発前は、100時間カレーとやらを喰った。長時間煮込む系カレーなので、とてもまろやかな甘味や旨みがある。辛さが選べたので中辛にしたのだが、このてのじっくり煮込んだ甘み旨み系カレーに辛味を入れると、どうしても馴染まないという現象は起きてしまう。これもその気配を感じた。これ以上辛いものは注文しないだろうなっていうギリギリのラインが中辛だった。