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知ってるか?世の中って思った通りにしかならないんだぜ?

【ロードバイク】第7回東京ヒルクライムHINOHARAステージに参加してきた

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締め切り直前に唐突に参加を決めた。

参加賞につられて。

当初、参加賞がTシャツとバックパック(トレイルランとかやってる人が使ってそうな体に密着する小型のやつ)だったので、後者につられて。ところが1週間前くらいにWebを見たらしれっと参加賞のところがTシャツとタオルになっててとてもやる気がなくなった。魚拓なんて取ってないから「いや元々こうだったし」とか言われたら何も言えないんだけど、とてもとても残念です事実。何も言わずにしれっと変えてるのが、しかし気に入らない。前年度の文章そのまま使ってたとか、コスト的にしんどかったごめんとか書いてありゃいいのにさ。

レース自体は楽しかったけどね。

普段サイクリングで登ってた道、そして25kmと距離があるレース。新潟ヒルクライムみたいな7kmひたすら登りを・・・みたいなのは自分にはしんどいっちゃしんどいから。何しろただでさえ貧脚な上、エンジンかかるのに時間がかかるから。展開が早いどころか、強い人達はスタートからゴールまでかっ飛ばすしゴールまで20分ちょいで終わってしまうってきついわ、今の段階では。

東京ヒルクライムHINOHARAステージ、所謂都民の森・風張峠を目指すルートなのだが、奥多摩周遊道路に入るまではアップダウンや急カーブのあるやや登り基調の道で、奥多摩周遊道路から6〜7kmはヒルクライムだ。これまで参加してた人のブログや、自分があそこ走った経験的に前半は普通にロードレースだなと思ったら本当にそうだった。それが楽しかったんだけどね。

参加にあたっては東京に住んでて東京のレースに出るのに前泊。都民の森は自走で行ったこともあったけど、そうそると超早起きになるのでやめた。で、福生に泊まることにした。あとで気付いたんだけど、武蔵五日市線秋川駅のところに東横インあったのね・・・そっちの方が近かったお。

小さなレースなので受付ブースとかはなく(受付の手間削減で必要なものは全て事前に送ってきてくれていた)、スタート地点の道に行って荷物預けてスタートを待つだけ。山頂行き荷物預かりはあるけれど、下では預かってもらえない。泊りで荷物増やすと全部山頂に持っていってもらって、それを背負って下山してくることになる。まぁ、始発じゃ間に合わない場所なので参加するには自走か車ってなっちゃうんだけど。輪行で来て近場の宿に泊まるなら荷物はコンパクトにした方がいいかも。

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朝ごはんにえね餅。赤城山ヒルクライムの時に嫁が買っていたのをもらった。当初は小さいよなぁと思ったけど、けっこうネチャネチャしているし甘みがそれなりにあるので食べてみるとこれくらいの量でいいやって思えた。でもこれは夏場に例えば走りながら食べる、とかは厳しそう。だったらコンビニとかスーパーで80円くらいで売ってる大福だな自分の場合。

スタート地点は気温14度、ゴール地点は9度とのことで、荷物に足カバーとかウインドブレークジャケット預けたら走り出すまでとても寒かった。足カバーや腕カバーつけて走ってる人や、スタート直前まで上着羽織ってる人もいたけれど、自分の場合走り出すと邪魔なので預けてしまった。

6:30より、先頭グループから2分間隔でスタート。檜原村役場先のT字路、左に行くと都民の森で右に行くと風張林道方面にいけるあそこ、までがパレードラン的な感じで、このT字路を越えたところから本格的にレースはスタート。

がっつり飛ばして逃げてく人がいるっていうよりは、ゆるく集団でみんな走ってる感じ。だんだん距離が進むにつれて各自の脚力の差でバラけていった。榛名、弥彦(新潟)、赤城と出たわけだが、ちゃんと集団で走るっていうのは初めての経験だったので色々勉強になった。集団内での走り方、位置のとり方、集団の中でも自分にとって良さげな人の後ろに張り付く為に常に前を走っている人達をチェックなど。慣れないと難しいね、そして下りコーナーとかすげー神経使う。一応レースのルールとしては下りでの追い越し禁止だったはずだけど、無視する人間はいくらでもいたので。

あまり速いグループになるように申し込まなかったのもあるんだろうけど、下りだけ馬鹿みたいに早くて(下り方が上手いとは言っていない)登りがめっちゃ遅い、みたいな人が多かった。登りで抜いて集団の前の方で下ってると、後ろから高速で追い抜かれる、みたいな。下りは怖いし危ないので、自分の今の実力に見合った下り方でしか下らないけどね。

表彰式会場でもある数馬の湯を越えたあたりから集団とは言わず、普通にヒルクライムレースみたいな感じにバラけだした。自分もこの先で一回ダレてたら随分と追い抜かされていた。旧料金所越えた先からどれくらい体力使うか読めなかったので、開き直って先週の赤城でできるようになった淡々クライムをずーっとしていた。このスイッチが入っちゃうともう駄目ね。ちょっと踏んだらついて行けそうな人に抜かれても何も反応できない。

今思えば、といっても半年前だがホビーレーサーになろうスイッチが入ったハルヒル。脚が攣った〜とか騒いでいたけれど、結局あの頃はペース配分とかそういうのがなく、ある分の体力をあるだけ使ってぶっ飛ばしてさっさとリミット越えてしまっていたのだろう。未熟ゆえの勢いであるが、結局脚が動かないレベルにまで攣って落車したり、速度が漕げている時と漕げていない時で差が大きすぎた。多分均したらそこまで速度出せていないんだよね、当たり前だけど。

今は、良くも悪くも8割くらいの力で淡々と登っている。ゴールまでどれくらいっていうのと自分の体力の割り算とでも言うのかな。頑張ってるけど無茶はしてないくらいで登ってゴールする。本当はもっとスピード出せたんじゃないか?と思うくらいだね。結局この無茶をしないレベルっていうのが自分のベースであるので、そのボトムアップをして速度も維持できる時間も増やさないといけないし、加えてプラスマイナス10くらい(大抵はプラスなのかな)のケイデンスの変化を任意に作れるようにしないといけない。でもまずはベースを意識して鍛えないとな。踏まないようにしたら踏めなくなったし。

レースは、そんな感じで淡々モードでラスト10kmくらい走った。奥多摩周遊道路に入る前からだね。

いつも都民の森をゴールとして風張峠はその後ついでに行く・・・みたいな感じだったので、都民の森に止まらず登るっていうのは初めてであった。が、都民の森を越えてしまえば、下りもたまにある道なので気は楽だ。そんな感じでゴール。

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ゴールした途端汗が吹き出てきたので、さっさと荷物を受け取って上着を着る。下山は風張峠からまず都民の森まで降りて一旦待機、そこから数馬の湯まで降りる。ゴールする頃には気温が少しは上がっていて、普通なら訪れることの出来ない時間帯の朝の奥多摩周遊道路で心地よい陽の光を浴びることが出来る。

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表彰式会場では、豚汁、味噌田楽、焼きおにぎり、じゃがいもなどが振る舞われた。こんにゃくとかじゃがいもは檜原村の特産品のようだ。そして集団下山だったので途中でこんにゃくを買って買えることができなかった。あとレース参加者はこの数馬の湯に無料で入れたみたい。小さい大会だけど(だからか?)、おもてなしが充実。

このレースを主催している青梅のトライアスロンな人達、自転車ヒルクライムだと他にもいくつかやっているんだけど、今回の檜原村でのレースだけは距離が長いしただ山を登るっていうだけではないコースなので個人的にはピンポイントでこれに参加できて良かった。地元の方々も早朝からのご協力に感謝します。来年はとりあえず1時間切ろうと思う。レースとして走るとこんなにも面白い道なんだって知れたのはラッキー。

今年は当初の予定では榛名と赤城だけ出る予定だったけど、もっとレースをしたくなって新潟と今回のレースも参加。残りは人が足らなくて呼び出された、今月の川崎マリンエンデューロのチーム戦が残っている。今回課題として、そして学びのあった集団での走り方や、長時間きっちり走り続けるっていうのを強化するためにトレーニング含め頑張っていこうと思う。ホビーレーサーとはいえ、まだまだ先は長いし、これから先何年もがとても楽しみである。