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funny rain, sweet breathing

なんてったって社会不適合者物語

誰かを育てるということは、正しくは"連れて行く"ということなのかもしれない

あるいは、育成者側の自己満足を言葉にするとそうであるのか。

並走でも後ろから少し遅れて追いかけるでも、先をいくでもなんでもいい、意識としては到達して欲しい何かに自分自身も足を動かすこと。

有名なスポーツ選手と監督で二人三脚で頑張ってきました!!なんて表現を耳にすることは特にオリンピックとか近くなるとよくある。その内実が各ケースにおいてどんなもんであったかは知らないし、まぁそこはどうでもいいんだけど、そこには"連れて行く"っていうようなものもきっとあるのだろうとふと思ったり。

目標をただひたすら指差し続けるだけでも、たどり着くためにああしたらいいこうしたらいいと言い続けるだけでもなく、連れて行く。

自分の周りの狭い領域だけど、個人的には嫌いな教育ママと言われる人種の子供でまともな価値観を持っていると思えたり、親との関係性が健全だなと思えるケースって、"連れて行く"親の子供なんだよね。一緒に問題解いたり、親自身もなんか勉強してたり、会話のパターンとして「あれってどういうことなんだろうね」「こうなんじゃないかなぁ、調べてみるか」みたいなのがある親子。こういうのはまさに子供を目的地(この場合はどこかの学校に合格)に連れて行っているなと思う。

逆に、「〜さんちの子は小2でこれができた」「〜高校に行けない人間はクズ、そういう人間とは付き合うな、そういう人間がいるクラブにも入るな」とかそういう言葉しか吐けず、本人はたいした学を持っていない(だからことごとく思考が低レベルで、いい学校だのいい会社だのという抽象的というよりは何か具体的に考える思考力がない)のに、そうではないフリをし続けたりする親。ま、自分の戸籍上の母親ですが。結果として、見事にその子供は人生で2度も中退したりニートとか引きこもりとかいうのが世間でよく言われるようになる前から、そういうことになっていたし。本人は本人で、旦那には捨てられ、親戚からも腫れ物扱いされ、ようやく精神科に連れて行かれて病気と診断されて「ああ、やっぱあいつはおかしかったんだ」と周りが納得するようになりましたがね。おかしくなったのは自業自得だから何も思わないけど。

とかいうとじゃぁ、いい大学に子供を入れる、"連れて行く"には一緒に勉強できるくらいの学力を持っている必要があるとかそういうことでは別に無いとは思うんだよね。目標に向かって"共に"走っていく中で、当然単騎で行くわけではないのだから、それは目標やメンバー構成によって役割が生まれてくるわけで。

どんなに強力な部隊がいても、兵站を担うものがいなければ勝ち続けることなんてできないし。

ってそんな事を考えたのは別に大それた何かがあったわけではなく。

知り合いの子供がめっちゃスケボーとかMTBとかスノボがうまいんですよ。小さい頃からその手のXスポーツ系に興味をもっていたようなんだけど、その知り合いは結構子供に付き合って自分も一緒にやってるのよね。元々そういうことをしていた人ではないのだけれど。「まじこえー」とか言いながら自分もMTBでトリックやってみたり、スノボで息子がキッカー飛ぶのを撮影して褒めたりアドバイスしたりして更に、「俺も飛ぶぜ〜」とか言って自分もキッカーに突撃したり。

そういう父親だからその子供が凄くなったって単純な一対一対応の話では決してないけれど、そして鶏と卵なところはあるだろうけれど(子供が興味を先に持って父親もノッた可能性もあるし、そもそも父親がアクティブな遊びが好きではあるし)。

冒頭に書いたとおり、別に先に自分が進んでいなくてもいいわけで。

一緒に楽しんでるし、遥かにうまいのは子供の方だし。それでも大人として機会や(ゲレンデに連れて行ったり)費用を提供しているし、怪我とかしないように気にかけているし(母親が怖いらしいというのはあるようだが)、受験シーズンはちゃんと控えろと伝えたり。育てる、と言うとおこがましさとかが出てしまうが、"連れて行く"と言うとなんかしっくり来るなぁと思ったわけですよ。

上司と部下とか、先輩と後輩とか、親と子とか、どうしても人生経験その他差があったり面倒を見る側と見られる側という分かれ方をしてしまう関係性において、一緒に歩んでいくといっても、どうしてもイーブンな状況にはなれないケースは存分にある。だから、連れて行く。

最近シェアされまくったのか目についたこの記事の父親も、勿論子供の合格は子供のやり遂げたことだし、父親が行なった何かが直接的に作用したわけではないが、ちゃんと子供を連れて行った父親のいい例なんじゃないかな。うん、そうそう、何か直接的に作用する事柄しか考えられなかったり認められなかったりするのも色々残念よね。こういう話をしていてたまにいるけど。

anond.hatelabo.jp

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