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funny rain, sweet breathing

なんてったって社会不適合者物語

デザインセンスに自信がないならば、流行りの洗練されて作り込まれたデザインではなく、"枯れた"デザインを選ぶのもいいよ

TTG first pass design medium reality
個人的な困り事でもあるのですが。

HTML+CSSのテンプレートなり、WordPress用のテーマなりを探している時に僕はよく困っている。この手の素材を探していると"今流行りのデザインテンプレートまとめ"とか”デザインスキルに自信がない人におすすめ!!”等、その手のタイトルのまとめ記事がググるとたくさん出てくるし、ついついこういう所を経由して探してしまうわけですよ。

デザイントレンドに沿った素材っていうのを見つけるのは大して苦でもなくて、探すという目的は簡単に達成することができる。

本当に面倒くさいのは、そうやって見つけてきたものを実際に使ってみるところ。入れたい情報を入れ込んでみたり、ちょっと好みに合わない部分があった時にそれをアレンジできないかなとか考え出すと詰む。できたとしても「ここまで時間使ってよかったかなぁ。」と思うくらい時間を使ってしまうこともよくある。

さすがネットで大々的に?配布されていたり、それを他の人も紹介するくらいのクオリティのものって、その完成度がマイナスに働いてしまう人もいる。

僕ですけど。

完成されたデザインを本当に使いこなすには、結局のところ使う側にも相応しいデザインセンスとか経験が求められるのだ。それが無理ならばおとなしく敷かれたレールの上というか、与えてもらったものに完全にされるがままに従うような形で制作をしていけばいいのかもしれないが。

それでいい感じになることって、経験上ほとんどないんすよね。結局何かしら手を加えないといけない。

そうなったら、例えばレストランで出されたフレンチのフルコースに対して「このフレンチを作ったのは誰だぁっ!!」とか言って厨房に突撃して自分でアレンジしてもっと美味しくしてしまうとか自分好みでしかも自分以外も納得のいくものに作り変える・・・とかそんな無理ゲーな事態に遭遇してしまう。「美味しいんだけど、この料理のこの味付けに違和感がなぁ・・・でもどないしたらいいん!?」てなるっしょ。

じゃあどんなものを手に入れたいかというと、"枯れた"デザインなんすよ。肉とか脂はなく、骨と皮だけに(いい意味で)なったようなデザイン。

それ自体で簡素ながらも出来上がっているが、これをベースに肉付けが自分のスキルに伴ないどんどんできるようになりそうな、そんなもの。廃墟ではないが骨格はしっかりとした古屋を、一部屋ずつコツコツと新たにそこに創って入れていけるようなそんな気分にさせてくれるデザイン。

ゼロから何かを作るのではなく、ある程度誰かの肩に乗っかるのであれば、それが終着地点ではなくそこから自分がスタートできるような、そんなものを選んだ方がハッピーな事だってあるのだ。

誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論

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【特典PDF付き】ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]

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