funny rain, sweet breathing

知ってるか?世の中って思った通りにしかならないんだぜ?

ハード的な制約の消失は、すぐさま自身を含むトータルのスペック向上ではないという戒め

右膝の外側半月板を壊したようだ。

自転車に乗っている時は、平地ですらアウターが踏めない。かと言ってインナーローでケイデンスを稼ぐというのもちょっとしんどい感じ。日常生活だと、階段の特に登りが厳しい、あと椅子に長時間座っていて膝が曲がっていた状態から立ち上がって伸ばす時に痛くなる。

今は大人しくしていて、痛みは引いて違和感がちょっとあるくらいなんだけど。

原因は・・・多分、調子に乗りすぎたんだけど。
anaaki-gratin.hateblo.jp

僕は普段は、あちこち改造したGIOSのAMPIO Tiagraに乗っている。最初から付いてくるSHIMANOのWH-R500、通称鉄下駄ホイールはそのまんまで、結構雑に乗っているので普通なら整備が必要なレベルの状態だ。車体はトータルで、ツールボックスとか色々付けて12Kg台の重さだろうか。

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通勤とかで使っているのだが、仕事行く前とか汗をかきたくないし、巡航速度は20〜25Km/hくらい。25Km/hよりスピード出そうと思うと「ちょっと踏むか」っていう意識がないとダメ。そしてストップ・アンド・ゴーの多い東京都内では、信号待ちの後に高確率で立ち漕ぎで加速させる必要がある。

まーとにかく重いんですわ。重いといっても、一般人からしたら「なんで自転車にそんなお金かけるん!?」的なスペックの自転車に比べて、だけど。出せた最高速度は、風の無い平坦な荒川サイクリングロードで43Km/h。ビンディングペダルでもなく、ホイールも初期装備の状態としては頑張ったかな。

そして2台目、ハルヒル2016に向けてセッティングしているDE ROSAのIdol。

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可愛いモンスターマシン。

2ちゃんではこんな中華DE ROSAよりもPINARELLOのドグマ乗れみたいなスレを見かけたが、可愛いは正義だ。間違いない。っていうかホビーライダーなんだから見た目で選ぶってとてつもなく大事やで。

こちらの車体は色々くっつけても、重量は8kg台に抑えるようにしている。上記、AMPIOマイナス4Kg。フレームの材質(クロモリorカーボン)というのもあるが、やはりこの4Kgの差って大きい。

が、貧弱なホビーライダーには持て余すスペックの自転車である。何も考えないで「あ、信号変わっちゃう〜」って軽く踏むと40km/hくらい出ちゃうので、30km/h位の速度で疲れてた前の自転車の重さが切なくなってくる。

荒川サイクリングロードで調子に乗って50Km/hくらい出してみたり、どれだけ短時間で最高速度に達せられるかを試したりとか遊んでたんだけど、きっとそういうことをやってたから膝が壊れたんだと思っている。このIdolの性能としては、ガシガシ踏んで飛ばしたり山を登ったりできるんだけど、それはあくまでも自転車の最重要パーツでありここが良けりゃ極論何乗ったって構わないエンジンたる乗り手次第ってこと。

遊びでポタリングをたまにやるようなレベルの人間が、調子に乗って踏んでみたっていうのは、本人の実力・・・というか身体的な限界を超えてしまう恐れがあるというのを身をもって知った。僕みたいなレベルの自転車好きで、巡航速度から唐突にアタックかけて3〜4秒で50km/hとかをやれてしまうのが高い自転車。でも、やれてしまうのは主に自転車の性能であって、本人の体ではない。

だから気づかない間に、自分の身体的なキャパを超えてしまって、結果として体を故障させてしまう。

なので暫くは大人しく体づくりを進めようということにした。そうしないととてもじゃないが乗れない。順番としてはやはり体あってのマシンである。