funny rain, sweet breathing

なんてったって社会不適合者物語

"先"という呪い

傾向として、50歳以上の人と話をしていると頻繁に感じるのだが、素晴らしき話の平行線というかお互いがお互いをわかっているようでわかっていない感覚。

んまぁ、自分の場合は同年代にも理解されないことはあるがね。


僕はサブカルで食うようにして、ビジネスで食っている - funny rain, sweet breathing
↑以前書いたんだけど、こんな感じで自分は行きている。

就活をして、新卒でそこそこの企業に入り、勤め続けてる・・・みたいな生き方とは真逆。そんな自分とは真逆な生き方が今よりも当たり前であるのが、やはり50歳以上の人達。

今の40代って、その上の世代よりも"なんでもあり感"みたいなものを持っていたり、寛容さというか柔軟さというかっていうのを備えている気がする。これがあと10年とか20年経つとどうなるのかっていうのはわからないけれど。この違いが世代からくるものなのか、年を重ねることで思考自体が変遷していくのかはわからない。

とにかく同じものを見ているようで実は見ていないもの、それが先見るとか考えた時の先の捉え方とか、待ち構え方のようだ。

本当に終身雇用が疑われていなかった頃、あるいは日本は成長しかしないと本当に思われていた頃、先っていうのは本当に綺麗に段差が整えられた階段だったわけで。〜段目まで登ったら〜があるっていうのがわかっているから、先っていうのは次のポイントまであと何段登ったらいいのか具体的な数。いわゆるそれなりの大学を出てそれなりの企業を勤めあげること。もっとざっくり言えば生涯年収が計算できる生き方、とも言える。

今でもそういう生き方をできる人はいるし、自分もそうできると思っている人はいる(別に何も考えていないという意味じゃないよ)。一方でそうじゃない人も出てきた。それも、望んでその道を選ばなかった人。フリーターやらフリーランサーっていう良くあるものから、企業には属しているけど企業からの収入の何倍も他で稼いでる人とか、飲食店からサロンやら服飾店まで経営している人とか。

「働き方は1つじゃない」とか「これからは複数の組織で/地域で働く時代だ」みたいなのが綺麗ごととして言われたりするけれど、まぁあれ。こういう事をいう人は僕は信用しないし、そういう言葉に踊らされて痛々しい言葉をFaceBookに書いちゃう人なんかは今後の落ちぶれ方が傍から見たらエンターテイメントでしかない。

自分はというと、まさにこんな生き方をしている。

「お前もそうなんじゃねーか」と言われるかもしれないが、変に誇りに思ったり、他に進めたり、そういう人種の集まりに行ったりとかもせず、粛々と生きているし。自分としてはね(あ、たまにブログに書いてるか)。

こういう生き方を選んだのは、なんか積極的/消極的な理由があったというわけではなく、なるべくしてなった感じ。そういう風な流れが身近にあったのと、その流れに身を任せても自分は自分だしっ、ていうかそれこそが自分なんだろうなっていう決断するまでもなく当たり前な受け止め方。あるいはある種の諦めというか妥協というか、残念な言い方をすると。

冒頭に書いたような年代の方々にこれを話すと、やっぱり理解されない。難しい顔をされる。「国民年金だろ?もらえる額が・・・」「来年の収入もわからないんだろ〜?」「数百人の人がいるような組織で仕事したことないんだろー?」ってね。

そうなんすよ。

しかもこの手の話にケロリと「はい、そうですよ〜」と自分は答えるもんだから、余計難しい顔をされる。「先の事を考えるとさぁ」っていうのが次に返ってくる言葉。

いつも思うのが、"先"の考え方の違い。

彼らにとって"先"っていうのは待っているものだし、カウントダウンの対象。自分にとって先っていうのは、まずそもにあるかどうかもわからないし、自分が「ここだ」と旗を立てたところが先なんだよね。結果として。

結果としてというのであれば、"今"を投資した結果としての"先"。今月200万稼げたとしても、来月5000円しか稼げないかもしれない。でも今月200万稼げたという結果は来月を100万でも300万でもにできる可能性があったりするわけで。

起業家とかだとビジョンだの何だのっていうけれど、結局はとにかく未開の地を突き進んで「ここだ」と思える土地に自分の旗を立てる、そのフロンティアの要件なんだよね。黄金の国なんてなくったって、本人がそこを黄金の国と言ったら黄金の国。でも多分、ビジョンとかっていうのは世の中的には、結局階段登りと規定されているケースが多々有りなんじゃないかと。登り方が違うだけで。

"階段登り"って、高度経済成長期とかバブルとかそういう時代が生み出した亡霊とか呪いの類なんじゃないかと思っている。「ずっと伸び続ける」っていう幻想を抱いていなければ、もっと慎重になるんじゃなかろうかと。自己啓発書とかベンチャー系の人達の思想も結局この呪いから逃れられていないんじゃないか?って勝手に思ってみた。

あーなんか支離滅裂になってきたのでこの辺で。

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