funny rain, sweet breathing

知ってるか?世の中って思った通りにしかならないんだぜ?

天然の4℃が熟成する味、八海山雪室

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3連休は私用で、というか彼女の父上様からの呼び出しで新潟に行っていたのだが、かなり気温も下がった雨の中、1年中4℃を保つ八海山雪室を見に行く機会があった。

八海山雪室

八海山というと、新潟の日本酒の中でもメジャーな部類で、居酒屋とかで目にしたことがある人も多いんじゃないかと思う。このお酒を製造販売している八海山酒造が焼酎や日本酒、梅酒なんかを作っている場所で、3年位お酒を熟成させている雪室の公開だけでなくカフェやキッチン雑貨の販売、雪室の生み出す天然の低温環境で熟成させたお肉の販売なんかもやっている。

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現地ではお酒の試飲もできて、"魚沼で候"や"越後で候"など他の地域ではお目にかかれないお酒も味わえる。この2つのうまさは中々に別格で、期間限定で発売しているものも含めて日本酒好きなら是非試してみるべき。


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麹きなこラテ。越後湯沢駅にある麹カフェを思い出す。八海山酒造の塩麹は、一時期の塩麹ブームの時に購入して料理に使っていたことがあったのだが、あれは中々に上品な味だった。あの味を活かした料理を作るのに苦労したくらい。


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お酒、お肉、ジャム、雪室バウムやケーキなども扱っていて、ギフトセットとして好きな組合せをパッケージにしてくれる。おしゃれなギフトとして。


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ちょっと高級めな焼酎。これは面白いサービスで、購入したら好きな期間だけこの雪室の場所で保管・熟成してもらえる。指定の日になったら、購入時の記念写真やボトルに書いたメッセージとともに届けてくれるのだが、「結婚30年目の自分達へ」などといった感じで購入されているみたい。


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これが雪室の中。小学校の教科書に出てくるような藁で組み上げられたものではなく、断熱構造の建物だ。建物の半分でお酒を熟成させていて、もう半分に1000トン程の雪が積み上げられている。毎年3月頃に新しく雪を入れて、1年間保管しておいても2〜3割は残るそう。この雪で、雪室内は4℃台を保っており、更にこの冷気を別室にも送ってお肉の熟成なんかにも使用している。


八海山だが、日本酒だけでなく焼酎やワインもオススメ。お酒が苦手な人も、八海山の麹で作った甘酒や八海山原酒で仕込んだ梅酒はちょっと試してもらいたい一品。

甘酒は酒粕ではなく、麹を使ったものに限る。麹ラテなんかも自分で作れるし、ヘルシーで美味しいのだ。