funny rain, sweet breathing

なんてったって社会不適合者物語

就活失敗的な生き方の希望と絶望について

昨日出てきたこの記事。

コメント欄で必死にDisってる人達の、むしろこの人達の方がリアリティの無さを感じる香ばしいあれなんだが、そこはとりあえずいいや。多分、それこそ大企業の安定さに必死こいてしがみついているような、現実でも冴えない人達なんだろうとか想像してみたりしている。

ここではちゃんと就活して企業に新卒で入って・・・というキャリアパスに片足すら突っ込まなかった人として、思う所をつらつらと書いてみようと考えた。

でもその前に、自分なりの結論というかこの記事のタイトルに関し。
・希望
→自在である。何をするも、何を学ぶも、どこにいるも自在である。そういう可能性はある。

・絶望
→"安定ではない企業勤め"のアンチテーゼにはなりえないのが、独立や起業。こちらの方が、明日はない。今の充足が明日の飯の種につながりはしない。5年後も同じではいられない。


俺、スペック
・大学時代、氷河期突入前で周りが気持ち悪いくらい今でいう意識高い系に近い言動ばっかしていたのにドン引きして、元々科学が好きだったし院進学を決めた
・理系だったけど学士の時に音楽系とか出版系とかに遊びで就活していた
・某国立大学で修士号を取ってそのまま博士課程に進んだが、アカデミックハラスメントで色々病んで中退
・学生ラストの1〜2年あたりから、ベンチャー系の企業によくわからないめぐり合わせでバイトしていた
・今は会社をまったり経営しつつ(一応は黒)、他に半社員的な扱いで他社でも仕事している

こんな立場から、件の増田の内容に触れてみようと思う。

■とにかく手に職をつけるという意識ができた。
→禿同
でもまぁ、企業にいたってその意識は必要なので、属する先に関係はない個人の話かなと思う。

個人で動く場合、自分の手についた職がすなわち自分という人間の商材、というダイレクトさが切実だと思うので考えるよね。学習コストと、それで自分が立てられる売り上げについてとかも。

■自分をダンピングする事をおぼえた。
→ありだとは思うが、一方でやりがいというゼロ報酬をドヤ顔でうたって学生とかをこき使うクソみたいなベンチャーに免罪符を与えかねないので好きな考えではない。

せこい話だが、自分は最低ラインが時給換算1000円だった。それは最低よこせと。

実績の付け方や、仕事をもらうためにはどーしたら?だが、他の仕事のついでに蛇足にならない範囲でやってあげたり、適任者がいなくて困ってるタイミングで自分が巻き取れそうな部分にだけちゃっかり絡んだりはよくする。

「あ、お前こういうのもできたんだー」って言われるのを狙って。

でもこれは、どんなシチュエーション、どんな人間にでもできるというわけではないかも。自分が回収できるものを増やすために、アンテナは広げてないとだし、ある程度こっそりトレーニングは必要だ。

「こういう仕事を振ってもらえるように振る舞おう、その為に最低限この程度のスキルセットは身につけておこう。」
っていうのは、毎日貯金の残高を眺めながら考える時間の次くらいに必要な思考時間だ。


■やりたい仕事は動詞であると知った。
→やりたいことってなんでしょうねぇ遠い目

ここは自分が、仕事はそこまで気分悪くなくお金を稼げたらいいやくらいにしか思っていないからなぁ。


■安定とは幻想だと知ることができた。
→そうなんだけどね、幻想の度合いで考えたらね。

大企業が潰れたりリストラのリスクと、そういう看板がまったく無い有象無象な個人やその個人の会社が立ちいかなくなって路頭に迷うリスクってさ、どっちが大きいんだろうねって話はあるわけですよ。

なんやかんやで企業に入ってたほうが、ひと月ごとの確実な収入があるわけじゃないですか。ボーナスもあるにはあるし。やりたくない仕事でもやっている限りは給料出ますからね。そこに変な自己実現だのなんだのセンチメントな話を持ち込むのは、それこそ5流でしょ。

いやぁ、でもいいですよ、誰かが給料払ってくれるってマジで。

あと独立起業みたいなのが、"会社に頼る"生き方の対義にはなりえないと思う。転職への恐れは、状況というか個人の問題な気がするし。そこら辺は、増田の認識が典型的な「フリー最高!!」みたいな感じで残念。

まーでも、増田本人が補足で言っている通り、結局は運なんだよね。運と言ってしまうとまたニュアンスが違う気もするのだけれど。再現可能性の極めて低い事象・・・そんな感じかな。

(そういえばこの増田の人、企業に頼らないと言いながら、独立して事業やってるような感じでも無さそうなんだけどジョブホッパーみたいな生活してるのかな。そこまで言うなら独立して事務所持ってるもんだと思ってしまっていたが)

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